歯列矯正

矯正中はうまく滑舌・発音できない?影響しにくい治療法や対処のコツも徹底解説

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歯列矯正をしたいけど、お仕事などの関係で、矯正装置による滑舌・発音への影響を心配している方も多いですよね。今回は歯列矯正と滑舌について、疑問の声の多い以下のポイントを徹底解説します!

  • 【矯正方法別】滑舌・発音への影響
  • 矯正治療中に滑舌が悪いと感じるのはいつ?
  • 滑舌が悪いと感じた時の対処法とトレーニング

滑舌に影響しにくい矯正方法も分かるので、特に接客業や人前で話す場面の多い方や、英語を話す方は必見です!

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目次

【矯正方法別】滑舌・発音に与える影響

歯列矯正の方法には主に、マウスピース矯正・表側ワイヤー矯正・裏側矯正・表側と裏側を合わせたハーフリンガル矯正があります。それぞれ滑舌にどのような影響があるのかみていきましょう。

※滑舌への影響についてはあくまで一般例です。すべてのケースが以下の通りであるとは限りません。しゃべりにくさの感じ方は、歯並びや舌の大きさ、癖、適応力など様々な要因によって影響を受けるため、個人差があります。

マウスピース矯正

矯正用マウスピースは、約0.5mm程度の薄い樹脂で歯にぴったりフィットするように作られています。そのため、矯正装置の中でも滑舌への影響が比較的少ない傾向にあります。

もちろん、お口の中というのは非常に敏感で、髪の毛一本入っても気が付くほど。0.5mm程度といえど、マウスピースがお口に入ると少なからず違和感を感じることはあるでしょう。

ですが、滑舌に大きな支障が出るというほどではなく、1~3週間ほどで時間の経過とともに慣れてしまうことがほとんどです。また、本人的には滑舌に違和感を感じても、周囲は気づかないことも。

【発音しにくい音】

日本語の「サ・タ・ナ・ラ行」や「ザ・ダ行」など歯の裏側に舌を当てる音などで多少違和感を感じる場合があります。

英語では特に、舌先を軽く上の歯に触れて発音する「th」の音を出す時、舌にマウスピースが当たるのでやりにくいかもしれません。また「s」の音を発音するときにも舌がマウスピースに当たって「th」と区別がつきにくくなることも。

「f」「v」「ph」「gh」などは前歯で下唇を噛んで発音するため、マウスピースの厚みぶん違和感を感じる可能性があるでしょう。

表側ワイヤー矯正

表側ワイヤー矯正では、歯の表面にブラケット(金属やセラミックなど)と呼ばれる装置をつけ、そこにワイヤーを通して歯を動かします。

歯の裏側には何もつけないので、舌の動きが制限されません。そのため滑舌への影響は少ない傾向

ただし、ブラケットはおおよそ1.5~3mm程の厚みがあり、装置の表面自体も凹凸しています。そのため、お口の中での違和感が大きかったり、頬や唇が動かしづらいことによるしゃべりにくさを感じる可能性があります。装置によって傷や口内炎ができると、余計に話しづらくなることも。

また、ワイヤー矯正はマウスピース矯正に比べて痛みが出やすい傾向があります。歯を動かす痛みのある時は、しゃべるときに歯が当たるのがつらいと感じるケースもあるでしょう。

【発音しにくい音】

装置の厚みのせいで口が閉じにくい場合には、日本語の「マ行・バ(パ)行」、英語の「b」「m」「p」など口を閉じて発音する音はやりにくい可能性があります。

また「f」「v」「ph」「gh」など前歯で下唇を噛む音も、ブラケットの厚みがあるので発音しにくい傾向です。

【あわせて読みたい】マウスピース矯正とワイヤー矯正はどちらが効果的?メリット・デメリットを一覧でご紹介

裏側矯正

裏側矯正は、ブラケットやワイヤーを歯の裏側につけて歯を動かす方法です。目立ちにくさを特に重視する人に選ばれています。

しかしながら、厚みが1.5~3mm程あるブラケットを歯の裏側につけるので、舌にあたりやすく滑舌への影響も大きいです。また、装置で口内炎や傷ができてしまうと、さらに発音しにくくなります。

【発音しにくい音】

日本語の「サ・タ・ナ・ラ行」や「ザ・ダ行」など歯の裏側に舌を当てる音のとき、装置の厚みぶん舌を当てる位置が引っ込んでしまうため、舌っ足らずな印象になりやすいです。

英語では舌先を歯の裏に当てる「l」「t」「d」「s」「z」「j」「n」「ch」「ts」「dz」といった音が発音しにくい傾向。特に「l」と「r」の発音は舌の位置がポイントになるため、舌が動かしにくいと伝わりにくい可能性もあります。

【あわせて読みたい】マウスピース矯正と裏側矯正、どっちがオススメ?徹底比較しました!

ハーフリンガル矯正

ハーフリンガル矯正とはワイヤー矯正のやり方の一つで、見えやすい上の歯は裏側に、見えにくい下の歯は表側に矯正装置をつけて治療を行います。つまり、表側矯正と裏側矯正の良いとこ取りができる方法なのです。

ハーフリンガルは、裏側に装置がついているのは上の歯だけなので、裏側矯正と比べると短期間で慣れていく傾向があります。

【発音しにくい音】

裏側矯正と同様に、歯の裏側に舌を当てる音でしゃべりにくさを感じる可能性があります。具体的には日本語の「サ・タ・ナ・ラ行」「ザ・ダ行」、英語では「l」「t」「d」「s」「z」「j」「n」「ch」「ts」「dz」などです。

また下の歯は表側に装置があるため、下唇を噛んで発音する「f」「v」「ph」「gh」などもやりにくいことがあります。

歯列矯正中に滑舌が悪いと感じるタイミングと対処法

滑舌への影響が比較的少ない矯正方法であっても、やはり中には滑舌が悪い、発音しにくいと感じてしまうことも。特に以下の4つの場合には、滑舌が悪いと感じやすいです。

  1. 矯正装置をつけ始めた時・調整、交換した時
  2. 補助装置をつけた時
  3. 矯正装置にトラブルがある時
  4. 奥歯の歯列弓が狭くなった時

対処法と合わせて詳しく解説します。

矯正装置をつけ始めた時・調整、交換した時

以下の場合に、もっとも滑舌に違和感を生じやすいです。

【マウスピース矯正の場合】

  • マウスピースを初めて口の中に入れたとき
  • 新しいマウスピースに交換したとき

【ワイヤー矯正の場合】

  • ブラケットを装着したとき
  • 定期的に調整を行ったとき

場合によっては痛みがあったりしゃべりにくいと感じる可能性もあります。

それは、矯正装置が入った状態に舌が慣れていなかったり、舌の位置がわずかに変わって動かしづらさを感じるためです。

個人差はありますが、早いと数日、通常でも1~3週間程度で装置に慣れ、発音のコツをつかめることがほとんどです。初めのうちは慣れるまで様子をみましょう。

より早く滑舌を改善したい場合には、次の対処法がオススメです。

対処法1:発音の練習をする

発音トレーニングをしたり、たくさん話すことが近道です。矯正装置をつけた状態の時の発音を、身近な方に聞いてもらったり、スマホなどに録音してご自身で聞いてみるなどして練習する方法もおすすめ◎実際に聞いてみると、意外と気にならなかったということもあります。

対処法2:舌の位置を意識してみる

特に気になりやすいサ行・タ行・ナ行・ラ行の発音では、ブラケットやマウスピースがあることで舌の位置が引っ込みすぎてしまっていることが多いです。

マウスピース矯正の場合は装置をはずすことができるので、マウスピースをはずして発音した時に舌があたる位置を確認し、マウスピース装着時もその位置にあたるよう、繰り返し練習してみましょう。

補助装置をつけた時

より柔軟な歯の移動を行うために「アタッチメント」や「顎間ゴム」と呼ばれる補助装置をつける事があります。これらは矯正治療を成功に導くために欠かせないものです。

補助装置をつけると、矯正装置のみの場合に比べて違和感が増す可能性があります。

特に顎間ゴムは、物理的に舌の動きを妨げたり、口が開けづらくなる場合があるのでしゃべりにくさを感じる方もいらっしゃいます。

ただし、補助装置に関しても、つけ始めてから1~3週間ほどで慣れてくることがほとんど。発音の練習をすると慣れていきやすいです。発音しにくいからといって、顎間ゴムをサボらないようにしましょう。

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矯正装置にトラブルがある時

マウスピース矯正では、マウスピースが歯にきちんとはまっていないときや、破損・変形してしまっている場合、マウスピースが歯にうまくフィットせず浮いた状態になります。そのため、舌の動きを邪魔して、違和感やしゃべりづらさを感じることがあります。

ワイヤー矯正の場合は、ワイヤーが飛び出ていたり、ブラケットがはずれてしまっていると粘膜や舌にあたり、その痛みや違和感から発音に支障をきたす可能性があるでしょう。

それだけでなく、歯も計画通りに動かなくなってしまうので、早急に対応が必要です。

対処法(マウスピース矯正の場合)

①チューイーを使ってマウスピースをしっかりはめる

まず第一に、使用しているマウスピースが順番通り正しいものかどうかを確認します。順番通りでないときちんとはまらない上、治療もうまく進まないので注意しましょう。

マウスピースを装着する際は、指で押しはめただけでは適切に装着できていない可能性があります。そこで「チューイー」というシリコン製のチューブを使うことがおすすめ。

チューイーの使い方は、まず前歯で噛み切るようにしっかり噛み、少しずつ奥歯へずらしながらマウスピースを歯に密着させていきます。

チューイーは歯科医院でマウスピースと一緒にもらえたり、味や柄のついたものも販売しているのでお好みで選んでいただけますよ。

特に新しいマウスピースは、現在の歯並びから少し歯が動いた状態に作られています。そのため、指だけではマウスピースが浮きやすいため注意が必要です。

②担当医に相談する

チューイーを使ってもマウスピースがはまらない時は、破損・変形など思わぬトラブルの可能性もあるので、早めに歯科医院で診てもらいましょう。

作り直しとなった場合、新しいマウスピースができあがるまで一つ前のマウスピースをはめるように指示が出る場合もあります。念のため、一つ前のマウスピースは保管しておくと安心です。

※指示内容はケースバイケースです。自己判断せずに必ず担当医に確認するようにしましょう。

また、マウスピースの破損や変形を防ぐためにも、日頃から正しくマウスピースを使うことが大切です。

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対処法(ワイヤー矯正の場合)

①矯正用ワックスをつける

矯正用ワックスとは、無味無臭の半透明の粘土のようなもの。ブラケットやワイヤーが当たって痛むときに、装置側に貼り付けることによって直接粘膜に当たるのを防ぎます。

矯正用ワックスは矯正治療をはじめるときに歯科医院でもらえることもありますし、ドラッグストアやインターネットで購入することもできます。

ただしあくまで応急処置。ワイヤーが飛び出ていると非常に危険ですので、なるべく早めに歯科医院で診てもらいましょう。

②歯科医院で装置を調整してもらう

ワイヤーや結紮線が出ている、装置の辺縁がとがっているなどの理由で痛みがあってしゃべりづらい場合は、歯科医院で装置を調整をしてもらうことで、解決できる可能性があります。

注意すべきは、必ず歯科医師に処置をしてもらい、くれぐれも自己判断で勝手に装置をいじることはやめてください。矯正治療は精密に計算されて装置を作成しています。少しでも変わることで計画通りに歯が動かなくなる恐れがあるのです。

歯列弓が狭くなった時


歯列弓とは、歯並びを上から見たときのアーチのことです。主に「U字型」「V字型」「方形型」の3つのタイプに分かれます。

理想の歯列弓は「U字型」とされ、歯列矯正のゴールに設定されやすいです。

歯の並ぶスペースが広すぎてすきっ歯になっているのを治療した場合・出っ歯やデコボコを治すために抜歯矯正をした場合・方形型の歯並びをU字型に治療をした場合などでは、歯列弓が今までよりも狭くなります。

そのため治療直後は多少舌が動かしづらくなったように感じる可能性もあります。※個人差があります。

歯列弓は治療中から徐々に変わっていくため、舌の動きも順応していくことがほとんど。治療直後にしゃべりづらさを感じることがあっても、1~2週間ほどで慣れていくでしょう。

それでも滑舌に心配のある場合には、発音トレーニングをするのもオススメです。

関連コラム:大人の歯列矯正で歯列弓(アーチ)が変わると歯並びや顔はどうなる?歯列弓を広げた場合と狭めた場合でどう変わる?

歯並びを治すと滑舌が良くなるケース

歯並びや噛み合わせは、舌や口の動きに大きく影響します。そのため、歯並びのせいで滑舌が悪くなっていた場合、歯列矯正で改善が見込めることもあります。

※以下のケースはあくまで一例です。歯並び以外に舌や唇の癖などにも原因がある場合は、歯並びを整えただけですぐに滑舌が改善するとは限りません。

出っ歯・口ゴボ

出っ歯の場合、上下の前歯がうまく噛み合わないことから空気が漏れやすいため、英語の「th」の発音が難しくなることがあります。下唇を噛んで発音する「f」「v」「ph」「gh」などもやりにくい場合が多いです。

また、出っ歯や口ゴボは、上の歯の裏側に舌を当てる音が発音しにくい傾向。具体的には、日本語の「サ・タ・ナ・ラ行」「ザ・ダ行」、英語では「l」「t」「d」「s」「z」「j」「n」「ch」「ts」「dz」などです。また、口が閉じにくいため、口を閉じて発音する「マ行」「バ(パ)行」「b」「m」「p」も発音しづらく、こもって聞こえることも。

出っ歯や口ゴボを治療すると、唇が閉じやすくなったり、上下の歯の間から空気が漏れることがなくなって滑舌が改善しやすいです。また、上下のアゴのバランスを整えることで、舌も動かしやすくなります。

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受け口

受け口は、下の歯や下アゴが前に出てしまっている状態。日本語の「タ行」「サ行」で発音がしづらく、「ツ」が「チュ」になってしまったり、「サ」が「シャ」となってしまうこともあります。

また、英語の「th」の音は上下の前歯が噛み合っていないと空気がもれてうまく発音できません。「s」の音も上の前歯と舌を接触させ歯の間から空気を出しますが、受け口の場合は難しいことも。下唇を噛んで発音する「f」「v」「ph」「gh」などもやりにくい場合が多いです。

歯列矯正で受け口を治療すると、上下の歯の間から空気が漏れることがなくなったり、舌の当たる位置も良くなるため、滑舌が改善しやすいです。

関連コラム:受け口は歯列矯正で治るの?タイプ別の治療方法をご紹介!顔立ちの変化は?

開咬・すきっ歯

開咬やすきっ歯では歯のすき間から必要以上に空気が漏れやすく、特に日本語の「サ行」「タ行」や英語の「s」「th」といった発音がうまくいかないことがあります。

歯列矯正ですき間をなくすことで、空気が漏れなくなって滑舌が改善しやすいです。

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重度のデコボコ(叢生)・八重歯

歯並びのデコボコや八重歯が重度のケースでは、唇や舌の動きが制限されやすいため、滑舌にも影響します。

特に、歯並びのアーチよりも内側に生えている歯があると、舌が引っ込んでしまいやすく、日本語の「サ・タ・ナ・ラ行」や「ザ・ダ行」などの発音がしにくいことがあります。

特に英語の「l」と「r」の発音では、「l」の方が舌先が前の方に出ていないといけないため、舌が引っ込んでしまうと区別がつきにくくなる可能性も。

歯並びを整えて舌の動きがスムーズになれば、より正しく発音できるでしょう。

関連コラム:八重歯を歯列矯正するとどう変わる?自力で治せる?マウスピース矯正でも治せる?

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インタビュー・体験談

滑舌を良くするおすすめトレーニング法

次にご紹介するトレーニングは、マウスピース矯正中の方はもちろん、舌の使い方が悪くて舌っ足らずになっている方にもおすすめです。さっそく今日から試してみてください!

置くだけ舌トレーニング

ふだん口を閉じている時に、舌はどこにありますか?

舌の後ろまで上アゴにピッタリくっついていればOK。しかし、もし舌が上アゴから離れていたり、前歯に押し付けてしまっているならば、それは「低位舌(ていいぜつ)」かもしれません。

低位舌だと舌の筋力が弱いので、タ行・ナ行・ラ行など、上アゴに舌をつける発音が悪くなりやすいです。

気づいたときに舌を上アゴにつけるということを意識して行うだけでも、徐々に下の力がついてきて低位舌の改善につながります。おまけに、ほうれい線やアゴのたるみの予防にも◎

あいうべ体操

「あいうべ体操」を行うとお口の周りや舌の筋肉が鍛えられるので、低位舌や発音の改善に効果的。手順は簡単です。

  1. 「あー」と大きく口を開く
  2. 「いー」と口を大きく横に広げる
  3. 「うー」と口を前に突き出す
  4. 「ベー」と舌を思いきり下に伸ばす

1~4を1セットとして、食後に10回づつ、1日30セットを目安に毎日続けてみてください。声を出さなくてもOKですが、声を出したほうがより発音改善につながります。

ポッピングトレーニング

  1. 舌先を、上の前歯裏のふくらみのすぐ後ろ部分(スポット)につけ、舌全体を上あごに吸い上げる。
  2. 口を大きく開け、舌の裏側のすじをできるだけ伸ばす。
  3.  舌で上あごをはじいて、ポンと音を立てる。 

この動作を10~15回繰り返します。舌の力を鍛え、舌の裏のすじを伸ばすためのトレーニングです。

矯正中の滑舌・発音 よくある質問

人前で話す時はマウスピースをはずしてもいい?

マウスピース矯正中の滑舌は、慣れてくると気にならないことがほとんどですが、中にはお仕事など重要な場面では心配なさる方もいるでしょう。

そんなどうしてもという時に取り外しができるのが、マウスピース矯正の大きなメリットです。

ただし、きちんと治療を成功させるためには、以下の注意点を守るようにしてください。

  • 一日20~22時間はマウスピースをつける
  • はずしたらケースに入れて保管する

マウスピースをはずしている時間が長いと、治療が進まないことはもちろん、後戻りが起きてマウスピースがはまらなくなることもあります。マウスピースをはずすのはできる限り短時間にして、その他の時間で調整するようにしましょう。

また、マウスピースをはずしてそのままカバンに入れたり、ティッシュにくるんで置いておいたりすると、壊れたり間違って捨ててしまう恐れがあります。必ずケースに入れて、すぐに装着できるようにしましょう。

話すことの多い職業の人にオススメの矯正方法は?

接客業や講師業など人前で話すことが多い職業の方は、滑舌だけでなく見た目も気にされる方が多いと思います。

両方の観点からみて、マウスピース矯正を選ぶ方が多いです。マウスピース矯正は、痛みが少なめだったり慣れるまでの期間も短い傾向があります。

ただし、お仕事が忙しすぎてマウスピースの着脱やお手入れなどのケアがきちんとできない場合は、表側ワイヤー矯正の方が適していることも。白いワイヤーやブラケットを使用した、なるべく目立たない方法(審美ブラケット矯正)もありますので、ご自身のライフスタイルや会社の規定などと合わせて検討すると良いでしょう。

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まとめ

個人差はありますが、マウスピース矯正は他の矯正方法に比べて装置が薄くなめらかなため、滑舌への影響が少なめの傾向があります。

初めは違和感やしゃべりにくさを感じても、数週間程度で慣れてしまうことがほとんどです。

また、歯並びや噛み合わせが整うと滑舌に良い影響を与える場合も。そしてそのことがコミュニケーションやビジネスシーンにおいてプラスになる可能性もあります。

矯正装置による滑舌への影響が心配で一歩が踏み出せていない方は、ぜひ無料カウンセリングにて歯科医師と直接ご相談してみてください。

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治療内容:透明なマウスピースによる目立ちにくい歯列矯正です。
※千円以下の端数がある場合は、切り上げています。
※費用は治療当時の料金となります。
※自由診療となり保険は適用されません。
※歯並びによってはマウスピースによる治療が出来ない場合があります。

主なリスクと補足事項:
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る(後戻り)場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1~3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。

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