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先天性欠如歯ってなに?原因や治療方法、期間や費用を徹底解説!

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「先天性欠如歯」とは、何らかの理由で生まれつき歯が足りず、正常よりも歯の本数が少ない状態をいいます。

個人差がありますが、前から2番目の歯(側切歯)や前から5番目の歯(第二大臼歯)に多い傾向があります。また、下の歯に見られやすく、左右差は特にありません。

先天性欠如歯は、乳歯や永久歯のどちらにも起こる可能性があります。

歯が足りないと聞くと不安に思われる方も多いですが、実はそれほど珍しいものではなく10人に1人程度の割合で起こると言われています。

今回のコラムでは、先天性欠如歯について、原因や治療方法、期間や費用を解説します。

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目次

先天性欠如歯の原因

先天性欠如歯の原因は、はっきりと特定はされていません。ですが、以下のものが関係していると言われています。

  • 遺伝
  • 妊娠中の環境変化
  • 全身疾患
  • 染色体異常

先天性欠如歯は、家族内で発生することがあります。そのため、遺伝的なものが大きいと考えられており、特定の遺伝子が変異することによって、歯の形成異常が起きるといわれています

また、妊娠中の環境によって先天性欠如歯が現れる可能性も指摘されています。

乳歯の元になる「歯胚(しはい)」は妊娠中に作られます。永久歯の歯胚の一部も胎児のときに形成されます。そのため、妊娠中の栄養不足や感染症、薬の副作用によって歯の形成に問題が生じやすいです。特に、妊娠初期に影響を受けやすいといわれています。

全身疾患や染色体異常なども、先天性欠如歯の原因となる可能性があります。

先天性欠如歯の本数は1~10本以上と個人差が大きいです。数本足りないケースでは、遺伝や妊娠中の環境変化が原因で、10本近くの歯が足りないケースでは全身疾患や染色体異常が原因といわれています。

先天性欠如歯の影響は?

先天性欠如歯は、乳歯と永久歯のどちらでも起こる可能性がありますが、乳歯が足りない場合には、およそ半数がその後に生えてくる永久歯もありません。

乳歯がないことよりも永久歯がないことが問題になるケースがほとんどです。

永久歯が生えてこないことで、その部分にすき間が生じてすきっ歯になってしまいます。すき間を長期間そのままにしておくと、隣の歯が倒れ込んできたり、噛み合う歯が伸びてきたりする可能性が高いです。そうなると、歯並びがガタガタになったり、噛み合わせが悪くなってしまいます。

歯並びや噛み合わせの悪さは、見た目や顔の歪みを招くだけではなく、顎関節症や頭痛、肩こり、姿勢など全身に悪影響を及ぼすことがあります。

歯並びと全身の不調の関係は以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方は是非目を通してみてくださいね。

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乳歯がそのまま残っていることも

生えてくる永久歯がないため、乳歯がぬけずにそのまま残っているケース(乳歯晩期残存)もあります。

残った乳歯が噛み合わせとして機能する場合はそのまま使っていきますが、乳歯は永久歯よりも虫歯になりやすかったり、耐久性が劣るため20~30歳で抜けてしまう可能性が高いです。

乳歯が抜けてしまった場合はすき間ができてしまうので、何らかの治療が必要になることが多いです。

先天性欠如歯の治療方法

先天性欠如歯の治療方法は以下の4つ。

  • 入れ歯
  • ブリッジ
  • インプラント
  • 歯列矯正

一つずつ解説します。

入れ歯

入れ歯とは、人工の歯を入れてすき間を補う治療方法です。

金属やプラスチックのバネを歯にかけて固定します。後述するブリッジと違い、歯を大きく削る必要がないため歯へのダメージが少なく、取り外しが可能なのが特徴です。欠損範囲や骨の状態によらず、ほとんどのケースに適応できるのもメリット。

ただ、バネがあるぶん違和感が大きく、固定されているわけではないので噛みにくさを感じたり、喋りにくい傾向があります。

保険適用ですが、素材によっては自費の入れ歯もあります。

費用は個人差があり、保険適用で5,000〜16,000円程度、自費で100,000〜600,000円程度になります。

期間は型どりから完成まで、約1カ月です。

ブリッジ

すき間がある部分の両隣の歯を土台にして、かぶせ物と人工歯をつなげたものを装着する方法です。接着剤で固定するので、取り外しはできません。しかし、そのぶん入れ歯と違ってガタガタしにくく、通常に近い状態で食事することが可能です。

ただ、歯を削ってかぶせ物をする必要があるため、健康な歯を削る場合は歯の寿命を早めたり、虫歯や歯周病になりやすくなるリスクも。

ブリッジも基本的に保険適用ですが、材料によっては自費のものがあります。

費用は保険適用で10,000〜20,000円程度、自費だと150,000〜450,000円程度で、期間は約1カ月程度です。

インプラント

インプラントは、アゴの骨にチタンの土台を埋め込み、その上に人工の歯を被せる治療方法です。

入れ歯やブリッジとは違い、他の歯に負荷がかからず、見た目や機能が天然の歯に近いのが特徴です。

基本的に保険適用外で、費用は歯1本あたり30~40万円ほどが相場。ただし、先天性欠如歯の場合は以下の条件を満たすと保険適用になります。

  • 先天性欠如歯が6本以上ある
  • 先天性欠如歯が連続して4歯あるいは5歯以上ある
  • 条件を満たす医療機関で治療を受ける

インプラントは天然の歯に近いのが大きなメリットですが、デメリットもあります。

それは、アゴの骨を削ってチタンの土台を埋め込む小手術を行う必要があり、リスクが伴うこと。そして、土台がアゴの骨に定着するまで3~6カ月程度かかるため、かぶせ物を入れるまでトータルで6~12ヶ月かかる傾向があることです。

インプラント治療を考えている方は、よく吟味してから治療をするかどうか決めましょう。

歯列矯正

先天性欠如歯のすき間が比較的小さい場合は、矯正治療で歯並びを整えることでスペースを埋める方法があります。

矯正治療のみでスペースを埋めることが難しいケースや、乳歯が残っているケースでは、矯正治療後にブリッジやインプラントなどで欠如歯のすき間を補うことを前提に治療をすすめていくことも。

歯列矯正の方法は大きく分けてマウスピース矯正ワイヤー矯正の2つ。

マウスピース矯正は自己管理が必要ですが、透明なマウスピースを装着するだけなので「矯正しているのをあまり周囲に知られたくない」という方にピッタリです。

一方で、ワイヤー矯正は歯に金具を固定するので制限が多いですが、難しい歯並びでも適応することができます。

それぞれメリット、デメリットがあり、歯並びによって適切な歯列矯正の方法は異なります。

歯列矯正の費用は約10~170万円。期間は約1~3年と個人差が大きく、まずは自分の歯並びはどんな治療が最適なのか、歯科医院で相談することが大切です。

どんな矯正方法なのか詳しく知りたい方は下記の記事で詳しく解説しているので、目を通してみてくださいね。

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私の場合は歯列矯正でどう変わる?どんな治療が必要なの?

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まとめ

先天性欠如歯は10人に1人の割合で生じていて、決して珍しいものではありません。

そのまま放置しておくと噛み合わせや全身の健康に悪影響を及ぼす必要があるため、歯列矯正などなんらかの治療をしたほうがいいでしょう。

歯のないスペースが小さい場合は歯列矯正のみで対応可能なこともあります。まずはご自身の歯並びの状態を確認し、どんな治療が必要なのかアットスマイル矯正で相談してみませんか。

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治療内容:透明なマウスピースによる目立ちにくい歯列矯正です。
※千円以下の端数がある場合は、切り上げています。
※費用は治療当時の料金となります。
※自由診療となり保険は適用されません。
※歯並びによってはマウスピースによる治療が出来ない場合があります。

主なリスクと補足事項:
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る(後戻り)場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1~3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。

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