歯列矯正

歯並びのせいで口角が下がるって本当?!口角が下がりやすい歯並びや改善のコツをご紹介

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口角の形は、人の印象を大きく左右しますよね。 口角が下がってしまう原因はさまざまですが、実は歯並びが関係しているケースもあるんです。

本記事では口角が下がる原因と解決策をご紹介しながら、口角が下がりやすい歯並びについても解説します。口角が下がっていていつも不機嫌に思われてしまうとお困りの方は、ご自身の歯並びの状況と照らし合わせて読み進めてみてください。


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目次

口角が下がる主な原因

口角が下がってしまう原因は多岐にわたり、複数重なっていることもあります。主な原因は以下の通りです。

  • 皮膚のたるみ(加齢、栄養不足、紫外線、喫煙など)
  • 遺伝的要因
  • 表情筋の衰え
  • 生活習慣や姿勢
  • 歯並び

一つずつ見ていきましょう。

皮膚のたるみ(加齢、栄養不足、紫外線、喫煙など)

顔の筋肉や皮膚の弾力が低下してたるみが発生すると、口角も下がりやすくなります。

特に年齢を重ねると、顔の骨が減ったりコラーゲンやエラスチンといった皮膚の弾力を保つ成分が減少し、皮膚がたるみやすくなります。

また、紫外線や栄養・水分不足、喫煙や睡眠不足なども皮膚のたるみの原因になるので、多角的なケアが重要です。

遺伝的要因

もともと生まれつきの筋肉や脂肪のつき方が原因で口角が下がっているケースも。家族にも同じように口角が下がっている人がいる場合などは、遺伝的な要因が関係している可能性があります。

表情筋の衰え

口角の上げ下げは表情筋によって行われているため、表情筋が衰えると口角が下がりやすくなります。特に大頬骨筋と口角挙筋が弱いと、口角が上がりにくくなるのです。逆に、口角下制筋が強く働き過ぎたり凝り固まってしまうと口角を引き下げやすくなります。

表情筋をほとんど動かさないような生活や無表情できる時間が長いと、筋肉が衰えやすくなります。日常的にマスクをしている場合には要注意!

生活習慣や姿勢

長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などで前かがみの姿勢が続くと、広頚筋というフェイスラインから首にかけて広がっている筋肉が縮みます。広頚筋が縮むと口元が下に引っ張られて口角が下がりやすくなるのです。

猫背やストレートネックなどの症状がある人は、姿勢の影響で口角が下がってしまっているのかもしれません。

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歯並び

歯並びはお口の中だけでなく、外側にも影響します。歯並びが悪いと口が閉じにくかったり、口周りが動かしづらく、表情筋にも影響を及ぼすからです。

また心理的にも、歯並びにコンプレックスがあるとあまり口元を大きく動かさない傾向があるため、表情筋の衰えにつながりやすくなるでしょう。

歯並びと口角の関係性については、次の章でさらに詳しく解説いたします。

口角が下がりやすい歯並び

出っ歯・口ゴボ

前歯が前方に突出していることにより、口が閉じにくい傾向があります。そうなると口を閉じる際に口元の筋肉に余計な力がかかったり、口角を下げる筋肉が強く作用し、口角が下がりやすくなるのです。

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受け口

受け口だと下の前歯が上の前歯よりも前に出ているため、唇の位置が通常とは異なります。これにより口の閉じ方も不自然となり、皮膚や筋肉が引っ張られて口角が下がることがあります。

また、口も閉じにくいために口周りの筋肉が緊張しやすいことも口角を下げる原因に。

さらに、噛み合わせが正常でないため食事や会話の際に口元に不自然な力がかかります。これにより顔の筋肉や口元を支える筋肉のバランスがくずれると、口角が下がりやすいです。

関連記事:受け口は歯列矯正で治るの?タイプ別の治療方法をご紹介!顔立ちの変化はどんな感じ?

深い噛み合わせ(過蓋咬合)

過蓋咬合は上の前歯が深く噛みこんでいるため、口を閉じると上唇が下唇を押し上げる形になります。この圧力によって口角が下がりやすくなります。

また、噛みしめも起こりやすく、口元の筋肉が緊張したり口角を下げる筋肉が強く働くことも、口角が下がる原因になっています。

関連記事:過蓋咬合(深い嚙み合わせ)の歯列矯正ってどんな感じ?マウスピース矯正でも治せるの?

オープンバイト(開咬)

開咬は、前歯が噛み合わず口を閉じた時に上下の前歯にすき間ができる状態。そのため、口元の筋肉がゆるむ、もしくは無理に口を閉じようと無理な力が入ってしまうことがあります。

口元の筋肉のゆるみ・緊張はどちらも口角が下がる要因です。

関連記事:開咬(オープンバイト)は歯列矯正で治る?マウスピース矯正はどうなの?

叢生・八重歯


歯並びのデコボコが大きいと、唇が歯にひっかかって唇の形がいびつになったり、口角が上がりにくくなることがあります。

また、口元の筋肉の使い方もアンバランスになると口角の上がり方に左右差ができ、片方だけ下がってしまうケースも。

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歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりをしていると、アゴや口元の筋肉が過度に緊張し、口角が下がりやすくなります。

また、アゴや口元の筋肉が使われ過ぎて疲弊すると、筋肉の弾力や支持力が低下します、その結果、口角が下がることもあるのです。

歯ぎしりや食いしばりは歯並びが原因で起こることがあります。また、ストレスや疲れが原因の場合には、表情全体が硬くなりやすくそれだけでも口角は下がりやすくなるでしょう。

関連記事:歯ぎしりや食いしばりをしていてもマウスピース矯正はできる?リスクから治療のコツまで徹底解説

口呼吸

口呼吸をしていると口が開いて舌が下がった状態になるため、口元や舌の筋肉は力が抜けゆるんでいます。その結果、口元の筋肉が衰えて口角が下がりやすいです。

それだけでなく、顔全体の筋肉も衰えて皮膚のたるみやほうれい線、二重アゴにもなりやすくなるので要注意。

特に出っ歯や口ゴボ、受け口、オープンバイト(開咬)の歯並びは口が閉じにくい傾向があり、口呼吸になりやすいと言えます。

関連記事:口呼吸はデメリットだらけ!歯列矯正で治せる?歯並びとの関係も解説

口角が下がっている時の対処法

口角が下がっているのは皮膚や筋肉が関連しているので、改善できる可能性があります。

生活習慣の改善

正しい姿勢を意識


姿勢が猫背になっていると口角が下がりやすいので、日常的に背筋を伸ばすことを意識しましょう。スマホやパソコンを使用する際も、目の高さと同じ位置にすることで首や肩への負担を軽減できます。

どうしても姿勢改善が難しい場合は、姿勢改善を行っている整体やピラティスなどを利用するのもおすすめ。

正しい姿勢だとアゴの位置も正しくなるので、口呼吸の予防・改善にも一役買ってくれるでしょう。

よく噛んで食事をする

食事の時によく噛むことは、アゴや口元の筋肉を鍛えることにつながります。それだけでなく、栄養吸収率を高めたり、唾液の分泌を促して虫歯予防につながるなど、よく噛んで損はありません!

ひと口30回が目安です。

笑顔を増やす

下がった口角を改善するにはやはり日頃から意識して口角を上げるのが一番!気づいたときに口角を上げるように心がけるのも良いですし、自分が嬉しい・楽しいと思う体験を日常の中に増やしていけば、自然と笑顔になれることが多くなるでしょう。

人と話す時にもなるべくお口を大きく動かし、口角を持ち上げて話すようにするのもおすすめ!

笑顔は血行促進やストレス軽減など、多くの効果が報告されており、心理的な側面からも口角が上がりやすくなります。

表情筋のトレーニング

表情筋の衰えによって口角が下がっている場合、表情筋のトレーニングをすることが有効。

表情筋トレーニングは「MFT(口腔筋機能訓練)」または「スマイルトレーニング」として専門のプログラムを実施している歯科医院もありますのでチェックしてみてください。

一番簡単なのは、鏡の前で口角を上げた状態でキープする練習をすること!

他にもすぐにできる表情筋トレーニングをご紹介します!

舌回しトレーニング

口を閉じたまま、頬の内側をなぞるように舌を大きく回します。右回りと左回りを各10~20回ずつできると効果的です。

舌回しをすることで舌はもちろん、アゴや口周り、頬の筋肉まで鍛えられ、二重アゴの予防にも役立ちます。

割り箸トレーニング

  1. 歯ブラシや割り箸を横にして口に挟み、「イー」と口角を限界まで上げて10~30秒間キープ
  2. 10秒休む
  3. 1~3を3回程度繰り返す

口角をリフトアップし、自然な笑顔を作るのに効果的です。

エステ・美容医療

エステで表情筋をほぐすマッサージやハイフなどのリフトアップマシンの施術を受けたり、美容医療による糸リフトやボトックス注射を受けるというのも効果的。

特に、口角を下に引っ張る働きをする「口角下制筋」にボトックスを注射すると、口角下制筋の働きを弱めることができるので、自然と口角を上向きにでき即効性があると人気です。

ただし、費用やダウンタイムなどのリスクも考慮して選択しましょう。

歯列矯正

歯並びが原因で口角が下がってしまっている場合、歯列矯正で改善できる可能性があります。その理由は以下の3つ。

  • 噛み合わせが改善すると口周りの筋肉が正常に働くようになる
  • アゴや唇の位置が正常になり、自然に閉じることができるようになる(余計な筋肉の緊張を改善する)
  • 歯並びの見た目が改善することで、笑顔に自信がもてるようになると、心理的な効果としても口角が上がりやすくなる

※必ずしもすべてのケースにおいて歯列矯正をすれば口角が上がるというわけではありません。

関連記事:歯列矯正で笑顔はどう変わる?歯並びタイプ別の変化例をご紹介します

実際の症例

実際にアットスマイルのマウスピース矯正によって口角の向きが改善した症例をご紹介します。画像クリックで詳細を確認できます。

この方は上下の噛み合わせが反対になっていたため、口を閉じると口角が下がってしまっていました。歯列矯正で噛み合わせを改善したことで唇の位置や、下向きだった口角も改善しています。

治療内容:透明なマウスピースによる目立ちにくい歯列矯正です。
※千円以下の端数がある場合は、切り上げています。
※費用は治療当時の料金となります。
※自由診療となり保険は適用されません。
※歯並びによってはマウスピースによる治療が出来ない場合があります。

主なリスクと補足事項:
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る(後戻り)場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1~3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。

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歯列矯正の方法と費用

歯列矯正の方法は主に「ワイヤー矯正」と「マウスピース矯正」の2つがあります。

<ワイヤー矯正>

ワイヤー矯正は、歯にブラケットと呼ばれる金属の装置を接着してその間にワイヤーを通し、ワイヤーを調整しながら歯を動かしていく方法です。基本的にどんな歯並びにも適応可能なことが特徴(骨格に問題がある場合には適応できないこともあります)。

装置を装着する場所やワイヤー・ブラケットの色などで以下の3つに分かれます。

  • 表側矯正:最もスタンダードな治療方法で、歯の表側にワイヤーを装着
  • 白色矯正:歯の表側に半透明のブラケットや白いワイヤーを使用することで目立ちにくくする治療方法
  • 舌側(裏側)矯正:歯の裏側に装置をつけるので目立ちにくい。ドクターの高い技術力が必要

<マウスピース矯正>

マウスピース矯正は、患者さんごとにカスタマイズされた透明なマウスピースを、1日20~22時間装着し、1~2週間ごとに交換することで歯を動かします。目立ちにくいため周囲にバレないように矯正したい方にオススメです。

ただし、マウスピース矯正が適応ではない歯並びもあるため、歯科医にきちんと診断してもらうことが必要となります。

費用面については、マウスピース矯正の方がワイヤー矯正に比べて安く済む傾向があります。矯正治療ごとの治療費の目安は以下のとおりです。

マウスピース矯正 ワイヤー矯正 部分矯正
表側矯正 白色ワイヤー矯正 裏側矯正
10~130万円 60~150万円 80~140万円 100~170万円 10~70万円

※費用はだいたいの相場であり、歯並びの状況によってこの限りではありません。難しい症例ほど費用は高くなります。

関連記事:

私の場合は歯列矯正でどう変わる?どんな治療が必要なの?

ご自身が歯列矯正でどう変わるか知るのは、歯科医師に相談するのが近道!

なぜなら歯の動きは、歯根や歯の周りの骨、アゴや骨格などを総合的に見て、歯科学的な観点で考える必要があるからです。

アットスマイル矯正なら初回相談が0円!さらにアットスマイル矯正には、審美面についても考慮した矯正治療を行うドクターが在籍しています。

「自分は歯列矯正でどうなる?」「費用や期間はどれくらい?」などのお悩みも、歯科医が回答してくれます。また、全国さまざまなエリアに提携クリニックがあります。

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インタビュー・体験談

まとめ

歯並びや噛み合わせの影響で、口元の筋肉が緩んだり過度に緊張したりして口角が下がってしまうことがあります。その場合、歯列矯正によって口角の向きが改善するかもしれません。

ただし、口角が下がる原因は日頃の生活習慣や姿勢、皮膚のたるみや表情筋の衰えなどさまざま。すべての人が歯列矯正をすれば必ず口角が上がるというわけではありません。ご自身の原因を正しく理解し、適切なアプローチをすることが大切です。

少しでも歯並びや噛み合わせが気になる方は、アットスマイル矯正の無料カウンセリングでご相談ください。歯列矯正に関わる些細なお悩みや不安ごとにも丁寧にお答えしています。

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治療内容:透明なマウスピースによる目立ちにくい歯列矯正です。
※千円以下の端数がある場合は、切り上げています。
※費用は治療当時の料金となります。
※自由診療となり保険は適用されません。
※歯並びによってはマウスピースによる治療が出来ない場合があります。

主なリスクと補足事項:
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る(後戻り)場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1~3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。

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