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歯並びは遺伝する?歯並びと遺伝、本当の関係を解説します

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自分の歯並びを振り返ったとき、親御さんと似ていると思ったことはありますか。似ている歯並びだと思った方もいれば、あまり似ていないなと思った方もいるでしょう。

では実際に歯並びは遺伝しているのでしょうか。今回のコラムでは、歯並びは遺伝するのかどうか、気になる本当のところをご紹介します。

また、歯並びが悪いときの根本対策も同時にご紹介しているので、最後まで目を通してみてくださいね。


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目次

結論:歯並びそのものは直接遺伝しない

歯並びそのものは直接的に遺伝しません。ですが、歯の大きさやアゴの骨の大きさは遺伝するので、両親と歯並びが似たような状態になる可能性はあります。

例えば、両親のどちらかが骨格的に上アゴや下アゴが大きい場合、子どもが骨格性の出っ歯や受け口になる可能性が高くなるでしょう。

ただし、歯並びは遺伝よりも生活習慣のほうが大きく影響を受けると言われています。

歯並びに影響しやすい生活習慣5選

歯並びに影響が出やすい生活習慣は以下の通りです。

  • お口周りの癖
  • 日常的な癖
  • 口呼吸
  • 舌の位置が低い
  • 柔らかいものばかり食べている・噛む回数が少ない

一つずつ解説します。

お口周りの癖

  • 指しゃぶり
  • 爪噛み
  • 舌で歯を押す
  • 唇を噛む

上記のようなお口周りの癖があると、歯が押されることで歯並びが悪くなってしまうことがあります。また、アゴが成長する幼少期に口周りの癖があることで、十分にアゴが発達せず、歯並びや噛み合わせが悪くなっている可能性も。

幼少期からの癖が抜けない方も、大人になってからこういった癖がついてしまった方も、今からでも意識してやめることが大切です。

日常的な癖

  • 頬杖をつく
  • 足を組む
  • 姿勢が悪い
  • カバンを持つ側がいつも同じ

日常的に一方に負荷がかかりやすい動作をしている方は要注意!片側ばかりに力がかかっている状態が続くと、重心が崩れて体の歪みを引き起こします。アゴの骨や顎関節にも影響が出て、歯並びや噛み合わせがずれてしまうことがあります。

頬杖や足を組むことはやめ、姿勢を正すことを意識したり、カバンは左右バランスよく持ちましょう。

関連記事:姿勢は歯並びと関係アリ!歯列矯正すると姿勢も改善するって本当?

口呼吸

口呼吸をしていると、口が開いている状態が長く続いてしまうので、お口周りの筋肉が衰えやすくなります。口元の筋力のバランスが崩れると、歯並びが悪くなることも。

口呼吸は歯並びに悪影響を及ぼすだけではなく、お口の中の乾燥を招くので虫歯や歯周病、口臭のリスクが高くなるなどデメリットばかり。

意識して鼻呼吸することが大切です。鼻炎などで息がしにくい場合は、耳鼻咽喉科で治療を行って鼻通りをよくしましょう。

関連記事:口呼吸はデメリットだらけ!歯列矯正で治せる?歯並びとの関係も解説

舌の位置が低い

口を閉じてリラックスしているとき、舌はどこにありますか?

舌が上アゴから離れていたり、前歯に押し付けてしまっている方は要注意!

「低位舌(ていいぜつ)」になっているかもしれません。

通常、舌先は上の前歯の後ろに置かれているのが正常な状態です。低位舌は、舌が通常の位置よりも低い位置にあるため、舌を歯に押し付けてしまったり、舌の筋肉が弱い傾向があります。

そのため、歯にかかる力のバランスが崩れやすく、歯並びがガタガタになりやすいです。

気づいたときに舌を上アゴにつけるよう意識するだけでも、徐々に舌の力がついてきて低位舌の改善につながります。さらに、ほうれい線やアゴのたるみの予防にもなるので、舌先は上アゴにつけるよう意識しましょう。

柔らかいものばかり食べている・噛む回数が少ない

柔らかい食べ物を好んで食べる習慣がある方は、アゴの発育が悪く、歯並びもガタガタになっていることがあります。それにともなって、噛む回数が少なくなるとアゴへの刺激が少なくなってアゴの発育、お口周りや舌の筋力が低下しやすく、口呼吸を招いてしまう恐れも。

硬いものを食べる、チキンなど前歯を使って噛みちぎる動作、意識して噛む回数を増やすなどの対策が有効です。

親と似る可能性がある歯並び4選

親の歯並びがガタガタだからといって、子どもが同じような歯並びになるわけではありません。歯並びの形成は、生活習慣のほうが影響は大きいです。ただし、歯の大きさやアゴの大きさは遺伝するので、親と歯並びが似てくることはあります。

歯並びがガタガタしているのが気になっている方は、もしかしたら両親と歯並びが似ているかもしれません。以下に親と似やすい歯並びを4つご紹介しているので、是非チェックしてみてくださいね。

①出っ歯

出っ歯は、大きく分けて以下の二つのタイプに分かれます。

  • 上の歯が前に出ていて出っ歯になっているタイプ(歯槽性)
  • アゴの大きさに問題があって出っ歯になっているタイプ(骨格性)

歯槽性は生活習慣が大きく影響し、骨格性は親からアゴの大きさが遺伝する関係で出っ歯になることがあります。

関連記事:出っ歯を矯正すると横顔美人に?私の出っ歯はどうすれば治る?

②受け口

出っ歯と同様に、受け口も歯の傾きやアゴの大きさの不調和が原因で起こります。

下アゴが大きい、上アゴが小さいといった骨格が原因で親が受け口の場合、子どもも受け口になっている可能性はあります。

関連記事:受け口は歯列矯正で治るの?タイプ別の治療方法をご紹介!

③叢生(ガチャ歯)、八重歯

親が歯とアゴの大きさのバランスが悪くて歯並びがガタガタしている場合は、子どもも同じような歯並びになる可能性が考えられます。

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④すきっ歯

すきっ歯も、歯とアゴの大きさのバランスが悪いことで起こります。歯の大きさに対してアゴが大きすぎると、歯の並ぶスペースが余ってすきっ歯に。

そのため、親がすきっ歯の場合は子どももすきっ歯の可能性があります。

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歯並びが悪いときの対策は?

お口周りのトレーニングをする

歯並びの悪さが生活習慣からきている場合、お口周りを鍛えることで、歯並びが悪化することを防げます。

MFT(口腔筋機能療法)といいますが、お口周りの筋肉を鍛え、癖を改善するためのトレーニングがあります。そのトレーニング例を2つご紹介します。

①あいうべ体操

「あいうべ体操」を行うとお口の周りや舌の筋肉が鍛えられるので、低位舌や口呼吸の改善に効果的。手順は簡単です。

  1. 「あー」と大きく口を開く
  2. 「いー」と口を大きく横に広げる
  3. 「うー」と口を前に突き出す
  4. 「ベー」と舌を思いきり下に伸ばす

1~4を1セットとして、食後に10回づつ、1日30セットを目安に毎日続けてみてください。声を出さなくてもOKですが、声を出したほうがより発音改善につながります。

②ポッピングトレーニング

  1. 舌先を、上の前歯裏のふくらみのすぐ後ろ部分(スポット)につけ、舌全体を上あごに吸い上げる。
  2. 口を大きく開け、舌の裏側のすじをできるだけ伸ばす。
  3.  舌で上あごをはじいて、ポンと音を立てる。 

この動作を10~15回繰り返します。

舌の力を鍛え、舌の裏のすじを伸ばすためのトレーニングです。


MFTには、不正咬合の原因になる舌の癖や、口呼吸の改善などを目的に、さまざまなプログラムが用意されています。一度歯科医院で詳しく話を聞いてみるのもおすすめです。

歯列矯正する

根本的に悪くなった歯並びを改善するなら、歯列矯正がおすすめ。

もちろん、生活習慣が原因で歯並びが崩れてしまっている場合は、そこを改善しないと歯列矯正しても歯並びが再度ガタガタになってしまう可能性があります。そのため、歯列矯正をしながら生活習慣を見直していく必要があるでしょう。

ただ、歯列矯正で歯並びが綺麗になることで、「綺麗な歯並びをキープしたい!」とモチベーションが上がって自然と生活習慣が改善する可能性は高いです。

歯列矯正にはマウスピースを装着して歯を動かすマウスピース矯と、歯に金具を固定するワイヤー矯正があります。どちらもメリット・デメリットがありますが、マウスピース矯正の方がワイヤー矯正に比べて矯正しているのが目立ちにくく、痛みが出にくいと言われています(※個人差があります)。

マウスピース矯正とワイヤー矯正については、下記の記事で詳しく解説しています。

関連記事:マウスピース矯正とワイヤー矯正はどちらが効果的?メリット・デメリットを一覧でご紹介

私の場合は歯列矯正でどう変わる?どんな治療が必要なの?

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インタビュー・体験談

まとめ

歯並びそのものは遺伝しませんが、歯やアゴの大きさは遺伝するので、親と歯並びが似ることがあります。ただ、歯並びは遺伝よりも生活習慣が影響を受けやすいので、普段から意識して過ごしましょう。

悪くなった歯並びは、基本的に自力で治すのは難しいです。歯並びの根本的な改善は、歯列矯正で解決することができます。なかなか生活習慣の改善ができずにいても、歯並びが綺麗になることで、生活習慣を見直すきっかけになるかもしれません。

アットスマイル矯正では、初回相談が無料です。ご自身の歯並びは現在どうなっているのか、どんな治療が必要なのか、一度相談にいらしてみませんか。

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治療内容:透明なマウスピースによる目立ちにくい歯列矯正です。
※千円以下の端数がある場合は、切り上げています。
※費用は治療当時の料金となります。
※自由診療となり保険は適用されません。
※歯並びによってはマウスピースによる治療が出来ない場合があります。

主なリスクと補足事項:
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る(後戻り)場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1~3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。

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