プロテインと聞くと、筋トレやダイエットをしている人が飲むものだと思っていませんか?
実は、歯列矯正中の人にとっても非常に役に立つんです!なぜなら、歯列矯正中は装置が煩わしかったり、人によっては痛みがあってなかなか食事を噛めないというケースもあるので、液体状のプロテインはそんな時にも手軽に栄養補給できるからです。
今回の記事では、歯列矯正中にプロテインがおすすめな理由をもっと深掘って解説していきます。注意事項もありますので、しっかり最後まで目を通していただき、ぜひご自身の矯正生活に取り入れてみてください!
プロテインが歯列矯正中におすすめな理由
プロテインとは、主にタンパク質を豊富に含んだ飲料です。そのままドリンク状で売られているものや、パウダー状の商品を水や牛乳などに混ぜて召し上がるものが多いです。
歯列矯正中にプロテインを飲むと良い理由は主に以下の4つ。
- 装置の煩わしさや痛みがあるときも摂取しやすいから
- 代謝を助けてくれるから
- 免疫力を強化してくれるから
- 傷の治りを助けてくれるから
一つずつ詳しく解説します。
①装置の煩わしさや痛みがあるときも摂取しやすいから
歯列矯正中、特にワイヤー矯正をしている場合の食事では、複雑な装置が口の中に入っているため口を動かしづらかったり、装置がはずれないように硬いものなどは避けなければならないといった制限があります。
また、歯を動かす痛みが強かったり、口内炎ができているとなかなか思うように食べ物を咀嚼することができないこともあるでしょう。
だからと言って、ゼリーやヨーグルトばかりの食事だと栄養不足が起きて、口の中だけでなく全身の不調につながる懸念があります。
そんな時には、液体状やパウダーを溶かして飲むプロテインを活用することで、咀嚼することなく手軽に不足しがちなタンパク質を手軽に補うことができ、非常に便利なのです。
関連記事:歯列矯正中に食べれないものとは?オススメの食べ物や痛いときの対処法についても解説!
②代謝を助けてくれるから
歯列矯正では、歯に持続的な弱い力を加えることで、歯の周りの骨や組織に破壊と再生が起こります(代謝)。その結果、歯が少しずつ動いていくのです。
実は、プロテインはこれらの組織の代謝を助けてくれるため、矯正治療をよりスムーズに進められるでしょう。
関連記事:マウスピース矯正で歯が動く仕組みを解説!マウスピースで本当に歯並びがキレイになるの?
③免疫力を強化してくれるから
歯列矯正は、歯や周りの組織に持続的な圧力をかけるため、身体にとってはストレスと認識されることがあります。その結果、抗ストレスホルモンの分泌が増加し、免疫機能に負担をかける可能性があります。
さらに装置の違和感や痛みなどの影響で、食事量が減ったり栄養が偏ることや、お口のケア不足、睡眠の質が低下したりすると、さらに免疫力が下がってしまうかもしれません。
プロテインの豊富なタンパク質は、免疫細胞の生成と修復を促したり、酵素やホルモンの材料となって免疫システムの機能を助けてくれます。
特に、免疫力の強化に必要なビタミンミネラルも配合されている商品がオススメです。
④傷の治りを助けてくれるから
歯列矯正中は、装置で口の中を傷つけてしまうことや、人によっては抜歯が必要な場合もあります。
プロテインは組織の修復と再生を促してくれるため、傷の治りを早めて感染リスクを減らしてくれる効果が期待されます。
プロテインは歯の健康にも役立つ
プロテインは歯列矯正中に不足しがちな栄養を、効率的に摂取するのに役立ちます。さらに、歯や歯ぐきの健康にも直接的に貢献してくれるので、矯正中の方はもちろん、お口の健康を維持したい方にもオススメです!
その理由について、詳しく解説していきます。
歯や歯の周りの組織を強化してくれる
歯の内部の象牙質には、タンパク質が豊富に含まれています。プロテインでタンパク質をしっかりと摂取することで象牙質が強化され、歯全体の強度や耐久性も向上するでしょう。
また、歯ぐきをはじめとする歯周組織は、主にコラーゲンでできています。このコラーゲンの生成に必要不可欠なのがタンパク質とビタミン類。プロテインにはタンパク質だけでなく、ビタミンやミネラルが豊富な商品もあるので、コラーゲンの生成を促して歯周組織を健康に保つためには、非常に有効です。
さらに、歯を支える骨(歯槽骨)の健康にもタンパク質が重要。骨はカルシウムでできていると思われがちですが、実は骨の構造の50%はコラーゲンの繊維です。このコラーゲンの繊維にカルシウムやリンなどのミネラルが付着することによって、丈夫な骨が作られます。
こうして歯周組織や骨を強化することは、歯周病菌に負けないお口の状態を作ることにもつながります。
唾液の生成を促進してくれる
タンパク質は唾液の生成を助ける要因の一つ。
唾液には、抗菌作用や食後のお口を中性に戻す作用、歯の表面から溶け出したミネラルを修復する作用(再石灰化)などお口の健康には欠かせない重要な役割がたくさんあります。
適切なタンパク質の摂取により唾液がしっかりと分泌されれば、これらの唾液の効果によってお口の環境を良好に保つことにつながるでしょう。
矯正中にプロテインを飲む時の注意点
歯列矯正中にプロテインを摂取する際には、いくつか注意点があります。気をつけていないと、お口や身体の健康にとって逆効果になってしまうこともあるので、しっかりとチェックしておいてください!
適切な量を守る
タンパク質はたくさん摂れば良いというわけではありません。過剰に摂取することで腎臓や肝臓に負担をかけ、かえって身体の代謝を落としてしまったり、不調につながる可能性があります。
タンパク質の適正な摂取量は、身体活動レベルによって異なります。
例えば18〜29歳の女性だと、あまり身体を動かさない人(活動レベル低)だと一日あたりのタンパク質摂取量は57~88g、普通レベルだと65~100g、よく運動している人(活動レベル高)だと75~115gといった目安になっています。
特にプロテインを利用すると一日の適正量を簡単に超えてしまいやすいため、十分注意して摂取しましょう。
参考:厚生労働省-日本人の食事摂取基準(2020 年版)(外部リンク)
プロテインを飲んだ後は歯磨きをする
市販のプロテインには、タンパク質だけでなく炭水化物や甘味料(砂糖が入っていることも多い)も入っている場合がほとんど。つまり、プロテインも虫歯や歯周病の原因になり得るということです。
歯列矯正中はただでさえ歯磨きがしづらく、磨き残しによる虫歯や歯周病が発生してしまいやすい状況にあります。プロテインを飲んだ=食事をしたという認識で、必ずその後には歯磨きをしましょう。
さらにプロテイン飲料は液体なので、お口の隅々にまで行き渡ります。できれば歯と歯の間もフロスや歯間ブラシを使って丁寧に磨くことをおすすめします。
また、マウスピース矯正の場合、マウスピースをつけたままプロテインを飲むのは絶対にNGです!なぜなら、プロテインがマウスピースと歯の間に入り込み停滞してしまうからです。そうなれば一気に虫歯や歯周病のリスクが上がります。
マウスピースをはずして飲み、飲んだ後は必ず歯を磨きましょう。
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バランスのとれた食事を意識する
プロテインだけをとっていればお口の健康が守られるわけではありません。炭水化物やビタミンミネラルなどもバランスよく摂ることが大切です。
特にカルシウムやビタミンDは骨の健康にも欠かせないので、できる限りさまざまな食材を摂取するように心がけましょう。
食事がきちんととれるのか心配だったり、食事の際の煩わしさがイヤという方は、マウスピース矯正を検討するのもアリ。マウスピース矯正であれば装置をはずして通常通りの食事を食べることができます。また、痛みや口内炎のリスクが低い傾向もありますので、食事の制限が比較的少ないです。
※痛みの出やすさや口内炎のリスクは個人差があります。
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私の場合はマウスピース矯正で治療できる?
ご自身の歯並びがマウスピース矯正で治療できるのか、歯列矯正でどう変わるかなどを知るには、歯科医師に相談するのが近道!
なぜなら歯の動きは、歯根や歯の周りの骨、アゴや骨格などを総合的に見て、歯科学的な観点で考える必要があるからです。
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インタビュー・体験談
まとめ
プロテインは、食事量が少なくなりがちな歯列矯正中の栄養補給に最適です。
さらにプロテインの主成分であるタンパク質は、代謝を良くして矯正治療の効率を良くしたり、歯や歯の周りの組織の健康維持・免疫力の強化など、お口にとってさまざまな効果が期待されます。
バランスの良い食事のために適切な方法でプロテインを活用し、矯正治療の期間をより快適に過ごしましょう。
これから矯正治療をしたいけれど、食事はきちんと食べられるの?費用や治療期間はどのくらい?など疑問や不安がある方は、一度クリニックでご相談ください。
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関連コラム:歯列矯正は安くなる?矯正費用の負担を減らす方法5選!貯金無しでも始めたい人は必見!
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アットスマイル矯正では出っ歯やガタガタの矯正はもちろん、奥歯のかみ合わせの矯正にも対応しています。横顔のEラインでお悩みの方もお気軽にご相談ください。
治療内容:透明なマウスピースによる目立ちにくい歯列矯正です。
※千円以下の端数がある場合は、切り上げています。
※費用は治療当時の料金となります。
※自由診療となり保険は適用されません。
※歯並びによってはマウスピースによる治療が出来ない場合があります。
主なリスクと補足事項:
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る(後戻り)場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1~3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。
アットスマイル矯正を受けた人の声
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