歯列矯正を行うと、歯並びと噛み合わせを整えることで口元全体の状態も改善されやすいです。
しかし非常にまれではありますが、治療終了後に老け顔になってしまったと感じる方もいます。
今回のコラムでは歯列矯正で老け顔に見えてしまう理由や歯列矯正で老け顔になってしまったときの対策を解説します。是非読んでみてくださいね。
歯列矯正で老け顔にみえてしまう理由8つ
歯列矯正で老け顔にみえてしまう理由としては、以下の8つが挙げられます。
- ほうれい線が目立つようになった
- フェイスラインがほっそりしすぎた
- 人中が伸びた
- 頬がコケた
- マリオネットラインが目立つようになった
- 口元が下がりすぎた
- 痩せた
- 表情筋が衰えた
一つずつ解説します。
ほうれい線が目立つようになった
歯列矯正で以下の歯並びを治療した際、「ほうれい線が目立つようになった」「深くなった」という声を聞くことがあります。
- 出っ歯
- 上下顎前突(口ゴボ)
- 八重歯
これらの歯並びは、前歯や犬歯が前方に出ている傾向があります。そのため、鼻の下の皮膚が常にピンと引っ張られている状態になっています。
歯列矯正によって口元を引っ込めると、皮膚が引っ張られることがなくなくなります。しかし、引っ張られなくなった皮膚が余ってたるんだように見え、結果としてほうれい線が目立つように感じる場合があるのです。
ただ、ほうれい線が濃くなったと感じるかどうかは個人差があり、必ずしもこれらの歯並びを治療すると、ほうれい線ができるということではありません。
歯並びが整ったことで、ほうれい線の印象が目立たなくなったと感じる方もいます。
関連記事:歯列矯正でほうれい線が変わるって本当?ケース別に変わりやすさを解説します
フェイスラインがほっそりしすぎた
歯列矯正をする前は噛み合わせの位置がズレていたり、左右のバランスが悪いことが多いです。そのため、顔が歪んでしまってフェイスラインが崩れていることがあります。
歯列矯正によって噛み合わせが正常な位置に戻ると、顔の歪みが改善されやすくなります。結果的にフェイスラインの印象もスッキリする可能性もありますが、それがやつれて見える事も。
関連記事:フェイスラインは歯列矯正で変わる?輪郭が変化するのはどんな人?
人中が伸びた
まず、前提として歯列矯正で人中そのものが伸びることはほとんどありません。なぜなら、歯列矯正が皮膚にまで影響を及ぼすことがほぼないからです。ですが、抜歯して行うべき歯並びなのに非抜歯で歯列矯正を行った場合、人中が伸びたと感じるケースがあるようです。
抜歯は、歯の並ぶスペースを作るために行うもの。抜歯しなければならないケースを無理に非抜歯で治療すると、歯の移動するスペースが足りなくなります。前に出ている歯を後ろに下げようとしても、歯のスペースがないので歯が外側に向かってずれてしまいます。その結果、口元全体が下がって人中が伸びたように感じるのです。※あくまで一例であり個人差があります。
人中が伸びたと感じるケースもあれば、人中が伸びて見えがちな出っ歯や口ゴボを治療することでで、人中が短く見えるようになったと感じるケースもあるので、個人差が大きいです。
関連記事:歯列矯正で人中が伸びるって本当?どんなケースでなりやすい?短くする方法はあるの?
頬がコケた
歯列矯正をすると、頬がふっくらすることもあれば頬がコケた印象になる可能性があります。
頬コケすることがあるのは、以下のようなケースの場合です。
- 出っ歯で上アゴが小さいのに抜歯を行ったケース
- 出っ歯や口ゴボで口元を後ろに下げすぎたケース
- 深いかみ合わせ(過蓋咬合)を治療したケース
上記のケースで必ず頬コケが起きるわけではありませんが、頬コケが起きると老けて見えやすくなります。
関連記事:歯列矯正で頬の形はどうなる?ふっくらする?それとも頬コケする?
マリオネットラインが目立つようになった
マリオネットラインとは、口角からアゴに向かう下のラインがたるんでシワに見える部分のこと。
受け口や口ゴボでは、出ている前歯を引っ込めることで、口元の突出感も改善します。ですが、歯並びを後方にずらしすぎると口元も下がりすぎ、マリオネットラインが濃くなったように感じることがあります。
関連記事:歯列矯正でマリオネットラインは薄くなる?濃くなる?美容整形の方がいいの?自分で出来る予防方法もご紹介!
口元が下がりすぎた
歯列矯正では、前歯や歯並びを後ろに下げて口元の突出感を改善する方法があります。これにより出っ歯などを治療できるのですが、過度に下げてしまった結果、口元が引っ込み過ぎてしまうケースもあります。
特に、抜歯矯正を行った際に、歯を後ろに下げる量が多いと口元が過度に引っ込むことが考えられます。口元が下がりすぎると老けてみえる印象を与える可能性があります。
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痩せた
歯列矯正中は、食後に必ず歯磨きをする必要があります。装置の種類によっては歯と装置の間の清掃に時間がかかることも。自然と間食が抑えられ、ダイエットに繋がることがあります。
また、歯列矯正中は歯の動く痛みなどで食欲が減退しやすく、食べる量が減ることで体重が落ちやすいです。
結果として歯列矯正をすることで痩せた結果、顔まで痩せて老けて見える可能性が考えられます。
関連記事:歯列矯正で痩せる5つの理由!顔痩せする?おすすめトレーニングもご紹介
表情筋が衰えた
歯列矯正中は歯が痛んだり、装置の見た目が気になることが多々あります。特にワイヤー矯正はお口の粘膜や舌を傷つけてしまうことも。
そのため、治療中はあまり口を動かさないようにしたり、食事も口を動かさなくてすむ柔らかいものを食べて過ごすことも多くなりがち。お口周りの筋肉が使われずに衰え、皮膚のたるみとしてほうれい線やマリオネットラインが出てくることがあります。口元の筋力が低下するので口角が下がってしまうことも。
ただ、治療中に表情筋が衰えたケースに関してはそこまで心配はいりません。矯正治療終了後にお口を動かす機会が増えることで、表情筋が徐々に回復していくでしょう。
歯列矯正で老け顔にならないためのコツ
表情筋を鍛える
唇の周りを囲んでいる筋肉を口輪筋と言います。
口輪筋を鍛えることで、口周りのたるみやほうれい線の改善につながります。口を閉じたまま、舌で左右のほうれい線の内側を上下になぞります。これを5セット繰り返すことで、口輪筋が効果的に鍛えられます。
ただし、過度にトレーニングをしすぎると、逆にシワやたるみの原因になってしまうことがあります。適度な回数、正しい方法でトレーニングをすることが大切です。
さらに、口角をリフトアップし、自然な笑顔を作るのに効果的なのが「割り箸トレーニング」です。
やり方は以下の通りです。
- 歯ブラシや割り箸を横にして口に挟み、「イー」と口角を限界まで上げて10~30秒間キープ
- 10秒休む
- 1~3を3回程度繰り返す
普段から表情筋を意識しよう
大事なのは、普段から意識して表情筋をつかって生活することです。メリハリのある表情をつくることで表情筋の衰えを防ぎ、シワやたるみのできにくい状態をキープできるようにしましょう。
信頼できる歯科医院で治療する
治療中に老けて見えてきたと不安になっても、なかなかご自身で対処するのは難しいと思います。
歯並びを治して口元の改善を行っているのはドクターなので、矯正歯科のクリニック選びが肝となってくるでしょう。
患者さんは決して安くない費用を使って治療に臨みます。ですから、技術力はもちろん、ちょっとしたことでも質問できるような雰囲気があったり、相性がいいと感じる歯科医院を選ぶことが重要です。
また、見た目についても気を使って治療してくれるかどうか初回相談の時に確認した方が良いでしょう。
矯正クリニックを選ぶ基準についてはコチラで詳しく解説しています。ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。
関連記事:矯正歯科はどう選ぶ?良いクリニックの選び方と気を付けるべきポイント
私の場合は歯列矯正でどう変わる?どんな治療が必要なの?
ご自身が歯列矯正でどう変わるか知るのは、歯科医師に相談するのが近道!
なぜなら歯の動きは、歯根や歯の周りの骨、アゴや骨格などを総合的に見て、歯科学的な観点で考える必要があるからです。
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歯列矯正で老け顔になってしまったときは?
歯列矯正をして老け顔になってしまったと感じたときは、まずは治療を受けた歯科医院で相談するようにしましょう。
ただ、歯列矯正の目的は歯並び・噛み合わせの改善のため、顔貌の改善は難しいと断られるケースも。再矯正はさらに費用や期間がかかりますし、一度治療をしてしまっているぶん難易度が高いです。
老け顔をなんとかしたいと強く希望する場合は、美容外科に相談するのも一つの手です。
歯列矯正は期間が長いので、治療後に老け顔になったのは時間経過の加齢による皮膚の変化によるものからきている可能性があります。そういったケースでは矯正歯科での改善は難しいため、美容外科での治療が向いているかもしれません。
関連記事:2回目の歯列矯正ってアリ?再矯正の費用やリスク、医院選びのコツまで丸わかり!
まとめ
歯列矯正で老け顔にならないコツとしては、口周りの筋肉を使うようにしたり、医院選びが大切です。
矯正治療を行う歯科医院選びは治療実績や先生やスタッフの人柄、クリニックの雰囲気など、自分に合っているかどうかを見極めることが重要になってきます。
まずはアットスマイル矯正の無料相談でご自身に合うクリニックかどうか確かめてみませんか。お待ちしています。
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関連コラム:歯列矯正は安くなる?矯正費用の負担を減らす方法5選!貯金無しでも始めたい人は必見!
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治療内容:透明なマウスピースによる目立ちにくい歯列矯正です。
※千円以下の端数がある場合は、切り上げています。
※費用は治療当時の料金となります。
※自由診療となり保険は適用されません。
※歯並びによってはマウスピースによる治療が出来ない場合があります。
主なリスクと補足事項:
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る(後戻り)場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1~3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。
アットスマイル矯正を受けた人の声
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