ブラケットは、ワイヤー矯正において歯の表面に装着する装置の一つです。歯に専用の接着剤でくっつけているだけなので、矯正中にはブラケットが外れることがあります。
今回のコラムでは、ブラケットが外れたらどうしようと心配な方に向けて原因と対策を解説します。自分でできる予防方法もあるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ブラケットはよく外れるって本当?
ワイヤー矯正のブラケットは、最終的に外すことを前提として接着するため、外れやすい構造になっています。特に、ワイヤー矯正の開始直後は外れやすい傾向が強いため、不安に思ってしまう方もいるでしょう。ですが、ブラケットが外れたからと過度に心配する必要はありません。
ブラケットは外れやすい構造になっているということを理解しておきましょう。最初の6カ月程度まで外れやすいですが、装置に慣れくると外れにくくなってきます。
ブラケットが外れる原因
ブラケットが外れやすいといっても、トラブルはなるべく避けたいもの。ブラケットが外れる原因には以下のようなものがあります。ご自身で出来る予防対策もあるので、試してみてくださいね。
ブラケットが外れやすいものを食べた
ブラケットは、硬いものや歯にくっつきやすいものを食べると一緒に外れてしまうことがあります。
【硬いもの】
- おせんべい
- クッキー・ビスケット
- りんご・とうもろこしの丸かじり
- フランスパン
- 硬めのお肉
- 氷
- 硬いアイス
- きゅうりなどの歯ごたえがある生野菜
- ナッツ類
【歯にくっつきやすいもの】
- ガム
- お餅
- お団子
- キャラメル
- ソフトキャンディ
硬いものはなるべく小さくしてから食べる、歯にくっつくものは避けるといった対策をとるようにしましょう。
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もともとの噛み合わせが深い
もともとの噛み合わせが深い方の場合、下の歯に装着したブラケットが上の歯に当たりやすく、外れる原因になりやすいです。
歯列矯正が進むと噛み合わせが浅くなってくるので、少しずつ改善していくことがほとんどですが、特に治療初期は外れやすいでしょう。
関連記事:過蓋咬合(深い嚙み合わせ)の歯列矯正ってどんな感じ?マウスピース矯正でも治せるの?
かぶせ物の歯が多い
天然の歯と比較すると、かぶせ物をしている歯にブラケットを装着するほうが外れやすいです。
その理由は、ブラケットを歯につけるための接着剤と、かぶせ物の素材との相性がよくないため。特に、金属の歯やセラミックの歯でこの傾向が強いです。
もともと噛む力が強い・日ごろのクセ
噛む力には個人差がありますが、食事の際に男性で60㎏、女性で40㎏程度の力がかかっていると言われています。噛む力が強いと、ブラケットにかかる負荷も大きくなるので外れやすいです。
また、普段から歯ぎしりや食いしばりの癖がある方も、歯がブラケットに触れやすくなるため注意が必要。
以下のような症状がある方は、噛む力が強かったり、日常的に歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があるので注意しましょう。
- エラが張っている
- 頭痛や肩こりがある
- 起床時や仕事終わりにアゴが疲れている
- 歯がすり減っている、歯が欠けている
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唾液の出る量が多い
ブラケット専用の接着剤は、水分との相性が悪いです。そのため、装置をつける際に歯の表面がしっかり乾燥していないと、ブラケットが外れることがあります。
唾液量が多い方だと、歯を乾燥させるのが困難なこともあるため、そういったケースでは外れる可能性があることを頭にいれておきましょう。
ブラケットが外れてしまったときの対策
歯科医院に連絡する
ブラケットが外れてしまった場合は、まずは矯正治療を受けている歯科医院に連絡をしてください。
すぐに来院してほしい、そのまま次回の予約までなにもしなくてOKなどの指示があります。
連絡をした際、以下の項目を伝えると医院側でも状態を把握しやすく、正確な指示をもらえやすくなります。
- いつ、何をしているときに外れたのか
- ブラケットが外れた部分はどこか
- 痛み、違和感はあるか
矯正用ワックスで固定する
ブラケットが外れてしまったときは速やかに医院に連絡するのが第一ですが、医院が休診日だったりすぐの受診が難しい場合は応急処置をしておきましょう。応急処置の方法は歯科医院でも教えてくれます。
外れたブラケットは、矯正用のワックスで固定しましょう。矯正用ワックスは矯正治療をはじめるときに歯科医院でもらえることもありますし、ドラッグストアやインターネットで購入することもできます。
ただし、ブラケットが固定できないこともありますので、難しい場合は清潔な状態で保管したものを持って歯科医院に行きましょう。
ブラケットが何度も外れるのが嫌ならマウスピース矯正という手も
マウスピース矯正はワイヤー矯正とは違い、歯にブラケットを装着する必要がないので外れる心配がありません。
さらに、ワイヤー矯正はつける位置や素材によっては金具が目立ち、矯正しているのがわかりやすいといった面もあります。
マウスピース矯正は、透明で目立ちにくい素材でできたマウスピースを歯にはめて歯並びを整えていくので、周りから矯正していることがバレにくいのが大きなメリットの一つ。
ブラケットが外れた場合、通院する回数が増える可能性もあり、なかなか予定を開けられない忙しい方にもマウスピース矯正はオススメです。
私の場合は歯列矯正でどう変わる?どんな治療が必要なの?
ご自身が歯列矯正でどう変わるか知るのは、歯科医師に相談するのが近道!
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よくある質問
ブラケットが外れたときは放置したままでいい?
ブラケットが外れた状態を放置したままにしておくと、歯が想定外の場所に移動して余計に歯並びが悪くなったり、後戻りを起こすなどリスクが高くなります。
外れた直後に処置してもらうのが理想ですが、難しい場合はすみやかに歯科医院に連絡した上で、指示に従いましょう。
自己判断で放置するのは絶対にNG。ブラケットはお口の中にいくつもあるので、一つが外れたぐらいでは問題ないように思う方もいるかもしれません。ですが、ブラケットが一つ外れただけでも歯への力のかかり方が変わってきてしまいます。
理想の歯並びに近づくどころか、歯並びが崩れてしまう可能性があるので、なるべく早めに歯科医院に連絡するのが大切です。
ブラケットを飲み込んでしまった!大丈夫?
ブラケットを飲み込んだ場合もすぐに歯科医院に連絡しましょう。必要に応じてレントゲンを撮影し、問題ないか確認を行います。
多くの場合は1~2日で排泄されるので過度に心配する必要はありません。ただし、ブラケットが胃ではなく気管に行ってしまうと飲み込んだ後にむせてせき込む場合や痛みなどが出やすく、感染症を引き起こすリスクがあり大変危険です。
飲み込んでしまった場合は自己判断せずに、すみやかに医院に連絡をしましょう。
まとめ
ワイヤー矯正をで歯列矯正を進めると、ブラケットが外れるトラブルが起こることがあります。外れるたびに歯科医院に連絡をし、指示を仰ぐのが億劫という方はマウスピース矯正が向いてるかもしれません。
マウスピース矯正はワイヤー矯正のように歯に矯正装置を貼り付ける必要がないので、外れる心配がありません。加えて、透明で目立ちにくいマウスピースを装着するためブラケットやワイヤーが目立つ心配もないのも大きなメリットです。
ブラケットが外れるトラブルを心配することなく、目立たずに矯正をするならマウスピース矯正がオススメ。
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治療内容:透明なマウスピースによる目立ちにくい歯列矯正です。
※千円以下の端数がある場合は、切り上げています。
※費用は治療当時の料金となります。
※自由診療となり保険は適用されません。
※歯並びによってはマウスピースによる治療が出来ない場合があります。
主なリスクと補足事項:
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る(後戻り)場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1~3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。
アットスマイル矯正を受けた人の声
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