歯列矯正

歯列矯正で行う「セパレーション」ってなに?痛いの?特徴や対処法について解説します!

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ワイヤー矯正では、ブラケットなどの装置をつける前の準備として「セパレーション」という処置を行うことがあります。

このセパレーションの処置は、ワイヤー矯正の装置を正確に装着し、歯を効果的に動かすために欠かせません。

本記事では、セパレーションについてその目的や具体的な方法についてご紹介します。よくあるお悩みや解決策についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。


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目次

セパレーションとは?

ワイヤー矯正では、奥歯に「バンド」という金属の輪っかを装着することがあります。このバンドは、奥歯をしっかりとした固定源とし、効率的に歯を動かすために大切な装置です。

実はこのバンド、厚みが約0.3mm程あるので歯にしっかり装着するには、歯の両サイドにすき間を作る必要があります。そのすき間を作る工程がセパレーションなのです。


セパレーションでは、セパレーションゴムなどと呼ばれる小さなゴムを、バンドをつける歯の両サイドに挟んでいきます。ゴムの収縮によって歯と歯の間にすき間を作るのです(金属ワイヤーにてセパレーションを行う場合もあります)。

バンドは第一大臼歯という前から数えて6番目の歯につけることが多いため、セパレーションゴムも左右の第一大臼歯の前後につけるケースがほとんどです。

セパレーションを行うことでバンドが歯にしっかりとフィットし、矯正装置の効果が十分に発揮されるようになります。

セパレーションの期間や費用は?

セパレーションは一般的に治療の初期に行われ、期間はバンドを装着する前の1週間程度です。もともとの歯並びや治療計画によって多少異なることはありますが、早いと4~5日、長くとも2週間以内の短期間で完了します。

費用についてはクリニックによって異なりますが、矯正治療全体の費用の中に含まれていることがほとんどです。個別に請求される場合でも、1歯分につき500円前後であることが多いでしょう。

セパレーション時の注意点

痛みがあることが多い

セパレーションを装着した直後は、歯と歯の間に圧力がかかるため、違和感や圧迫感、強く締め付けられるような痛みを感じることが多いです。特に、食べ物を噛んだ時に痛みを覚えるケースはよくあります。

痛みの感じ方は個人差が大きく、あまり感じなかったという人も入れば、何もしていなくても痛むという人も。中には矯正治療の工程の中で、このセパレーションが一番痛かったという声も聞かれます。

食事に制限がある

セパレーションのゴムが入っている間は、せんべいなどの硬いものやガム・キャラメルなどの粘着性のある食べ物は控えていただきます。

なぜなら、痛みを誘発したり、セパレーションのゴムがズレたり外れたりする原因になるからです。

外れることがある

デンタルフロスを用いてゴムを再装着するイメージ

セパレーションのゴムは、食事の時や歯磨きの時などに外れてしまうことがあります。外れたままにしておくと予定していたすき間ができず、治療の進行に影響が出る可能性があるため、一つでも外れたら早めに対処することが必要。

まずは担当医へ連絡しましょう。クリニックでつけ直してもらうことが多いですが、デンタルフロスを2本使用してゴムを持ち、歯の間に戻す作業を患者さん自身で行うよう指示される場合もあります。

ゴムが外れたときの対応はクリニックによって異なるため、自己判断せずに必ず担当医の指示に従ってください。

短期間での再来院が必要

セパレーションが完了したら直ちにバンドを装着するため、1週間前後で再度クリニックに来院する必要があります。

スケジュールを守ることは、治療を順調に進めるために非常に大切です。

セパレーションのお悩み対処法

痛み止めを服用する


セパレーションの痛みは、通常であれば2~3日ほどで慣れて落ち着くことがほとんどです。しかし、耐えがたい痛みがある強い場合には、担当医に鎮痛剤を服用していいか相談しましょう

その際は、歯の移動を妨げずに鎮痛効果を有する、アセトアミノフェンをおすすめします。※ロキソニンやボルタレン等の非ステロイド性抗炎症薬は、強い抗炎症作用により歯の移動を阻害する可能性が指摘されています。

柔らかいものを食べる

食べ物を噛むときに痛む場合が多いため、食事を工夫するのも効果的。

お粥や豆腐、スムージー等といった、あまり噛まなくても食べられるような柔らかいものを、急がずにゆっくり咀嚼することで痛みの発生を軽減します。市販の離乳食や介護食を利用してみるのも◎

マウスピース矯正を検討する

マウスピース矯正では通常、セパレーションを行うことはほとんどありません。マウスピース矯正はバンドの装着は行わず、マウスピースを交換することで歯を段階的に移動させる設計になっているためです。

ですので、セパレーションの痛みや違和感が心配な方は、マウスピース矯正を検討することも方法の一つ。

ただしごくまれですが、マウスピース矯正においてもスペースの確保やアタッチメントの装着のためにセパレーションを行うこともあり、具体的な治療方針は歯科医師の判断によります。

また、すべての歯並びがマウスピースで治療できるとは限らず、もともとの歯並びや患者さんの希望によって最適な装置が異なります。まずは矯正歯科で相談し、ご自身に合った矯正装置を選びましょう。

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インタビュー・体験談

セパレーションについてよくある質問

歯磨きはどうするの?

上:タフトブラシ 下:歯間ブラシ

セパレーションゴムを装着したあとも、通常通り歯磨きをすることができます。

ただし、セパレーションのゴムがついていることで汚れが付きやすかったり、ゴムがはずれてしまう恐れもありますので、くれぐれもセパレーションゴムの周辺は優しく丁寧に磨くように心がけましょう。

また、フロスを行うとゴムがはずれやすいので、無理にフロスを使用せず代わりにタフトブラシや細めの歯間ブラシを使うのがおすすめです。

まとめ

セパレーションとは、主にワイヤー矯正において、矯正装置を装着する前に歯と歯の間にすき間を作る目的で行います。

期間は1週間ほどの短期間ではありますが、矯正装置を的確に装着し、その後の矯正治療を効果的に進めていく上で非常に重要な工程です。

ただし、人によっては痛みや違和感が発生しやすいことが心配になる場合も。セパレーションの痛みが心配であれば、マウスピース矯正を検討するのもアリでしょう。

ただし、ご自身の歯並びに合う矯正方法は、専門的な検査を行ったうえで慎重に選択することが重要。まずは、知識と経験の豊富な歯科医師の診察を受けてみるのが近道です!

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治療内容:透明なマウスピースによる目立ちにくい歯列矯正です。
※千円以下の端数がある場合は、切り上げています。
※費用は治療当時の料金となります。
※自由診療となり保険は適用されません。
※歯並びによってはマウスピースによる治療が出来ない場合があります。

主なリスクと補足事項:
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る(後戻り)場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1~3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。

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