マウスピース矯正をしていて、歯がむずむずする違和感を覚えたことがある方もいるかもしれません。
矯正をしていると、この「むずむず」はわりと起こりやすい症状であり、これはマウスピース矯正でもワイヤー矯正でも起こりうる反応です。そのため、あまり不安に思う必要はありません。
ですが、本当にむずむずを感じても大丈夫なのか心配になってしまいますよね。
今回のコラムでは、マウスピース矯正でむずむずを感じる原因やタイミング、むずむずを減らす方法はないのかなどを解説していきます!
どうしてマウスピース矯正でむずむずするの?原因は?
マウスピース矯正で起こるむずむずは、「歯の移動」が関係しています。
歯列矯正で歯が移動するには、以下の2つの代謝が繰り返されることが必要です。
- 歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)
- 歯と歯槽骨のクッションになっている歯根膜
矯正装置を使って歯を動かしたい方向に力をかけることで、歯と骨のクッションをしている歯根膜の一方は縮み、反対側は引っ張られて伸びます。この歯根膜は、元の状態に戻ろうとして縮んでいる側の骨を溶かし、伸びている側は新たに骨を作ります。
この過程を繰り返すことで少しずつ歯が動いていくのですが、これがむずむずを感じる原因になります。
歯や歯ぐきには神経が通っているので、歯が動いていく刺激が神経に伝わり、むずむずとした違和感として出てくるのです。
歯が移動していくスピード、つまり骨と歯根膜の代謝のスピードには個人差があります。そのため、矯正中に感じるむずむずも個人によって感じ方はバラバラ。矯正を始めてすぐにむずむずとした違和感を感じてしまう方もいれば、そうではない方もいます。
基本的にマウスピース矯正のむずむずは一時的なもので、数日~1週間程度で治まってくることが多いです。
マウスピース矯正でむずむずするタイミングは?
マウスピース矯正中にむずむずするのは以下のタイミングで起きる傾向があります。
- マウスピース矯正を始めたばかりの頃
- マウスピースを交換したとき
- アタッチメントを装着したとき
- マウスピースが歯ぐきに当たっている場合
一つずつ解説します。
マウスピース矯正を始めたばかりの頃
マウスピース矯正の開始直後は、とくにむずむずを感じやすいです。マウスピースを装着することによって負荷をかけていくので、歯が少しずつ動いていく感覚がむずむずとなって現れます。さらに、お口の中にマウスピースが入ることで違和感を覚え、それがむずむずとした症状として出てくることも。
矯正を開始してすぐのむずむずは、数日~1週間くらいで落ち着いてくることがほとんどです。ですが、いつまでもむずむずした状態が続いている場合はマウスピース自体に問題があるケースもあります。
むずむずした違和感がなくならない場合は決してガマンせず、歯科医師に相談するようにしましょう。
新しいマウスピースと交換したとき
新しいマウスピースと交換して歯に装着すると、新たに歯に負荷がかかります。骨と歯根膜の代謝が起こって歯が移動していくため、むずむずとした症状として出てきやすいです。
マウスピースを交換した際に生じるむずむずは、数日で慣れてくることがほとんどでしょう。
アタッチメントを装着したとき
アタッチメントとは、マウスピース矯正中に歯の表面に接着する補助装置のこと。アタッチメントを装着することで、特定の歯にかかる力を調整することができます。
歯にかかる負荷が変化するため、新たにむずむずした症状が出ることがあります。アタッチメントが原因で起こるむずむずは、基本的に数日でおさまってくるでしょう。
関連記事:マウスピース矯正のアタッチメントってなに?目立つ?役割や注意点まですべて解説します
マウスピースが歯ぐきに当たっているとき
マウスピースは歯並び全体を覆うように設計されているので、装着した際に歯ぐきに当たっていることがあります。
歯ぐきに当たるとむずむずとした違和感として出てきたり、場合によっては痛むことも。マウスピースが歯ぐきに当たっているときは、歯科医院で調整してもらうようにしましょう。
その際、自分では絶対に調整しないでください。自己判断でカットすると、さらにとがってしまう可能性があるばかりか、歯に合わなくなり装着できなってしまうこともあります。
マウスピース矯正でむずむずしたときの対処方法は?
マウスピースの装着時間を守る
マウスピース矯正は、マウスピースを装着することで歯が動いていきます。そのため、装着時間の長さが重要です。
歯のむずむずが強いからと装着時間を勝手に短くしたりすると、余計にむずむずが強くなってしまう可能性があります。
むずむずした違和感は1週間以内で治まることがほとんどです。まずはマウスピースの装着時間をしっかりと守るようにしましょう。むずむずはだんだん落ち着いてきます。
装着時間をしっかりと守っているにもかかわらず、むずむずが消えないときは歯科医師に相談してくださいね。
新しくマウスピースを装着する時間帯を考える
新しいマウスピースに交換するとき、午前の早い時間帯に交換してしまうとむずむずとした違和感を1日中引きずってしまいます。
夜寝る前に装着することで、寝ている間になじんでむずむずとした違和感が少なくなることがあります。ただ、就寝前に新しいマウスピースを装着すると、逆に違和感が強く寝付けなくなってしまうこともあるため、判断は慎重に。
マウスピースを新しいものに交換する際は、午後の遅い時間帯などから試して、夜に違和感が強くでないかどうか確認してみてもいいかもしれません。
お口の中を乾燥させないようにする
口の中が乾燥していると、むずむず感が増すことがあります。
口呼吸をしない、口の中で舌を回して唾液を出やすくする、こまめに水を飲む、お口専用の保湿ジェルを使用するなどしてお口の中の乾燥を防ぐようにしましょう。むずむずを軽減しやすくなります。
痛み止めを飲む
むずむずが強く、ガマンが難しいときは痛み止めを飲んでOK。
その際は、アセトアミノフェンを配合しているカロナールがおすすめ。ロキソニンやイブプロフェン、ボルタレンなどの痛み止めは歯の移動を邪魔する可能性が指摘されているためです。
あくまで痛み止めの使用は数日以内におさめ、むずむずとした違和感が解消できないときは歯科医師に相談しましょう。歯の移動以外に何らかのトラブルが起きている可能性があります。
むずむずの違和感が続くときは迷わず担当医師に相談を
むずむずした感覚が1週間以上続いている場合は、なんらかのトラブルが起きている可能性があります。おかしいなと思ったときは、すぐに担当医師に相談してください。
状況によっては1つ前のマウスピースを装着するよう言われることもあります。念のため1つ前のマウスピースは捨てずにとっておくと安心です。
マウスピース矯正でむずむずしている状態を放置するとどうなる?
マウスピース矯正でむずむずしている症状は次第におさまってくるので、基本的に何もしなくても大丈夫です。
ですが、むずむずする状態が1週間以上は放置しないようにしてください。むずむずした状態が治らない場合、何らかのトラブルが起きている可能性があります。例えば歯や歯ぐき、お口の中の粘膜などが傷ついていたり、虫歯や歯周病になっている可能性も考えられます。
虫歯や歯周病を放置すると、歯列矯正が中断になるばかりか最悪歯を抜かなければならなくなるかもしれないので、むずむずが続く場合は速やかに歯科医師に相談しましょう。
マウスピース矯正中は虫歯や歯周病のリスクが高くなるので、お口とマウスピースのケアは欠かさないでくださいね。
まとめ
マウスピース矯正でむずむずするのは、歯が移動する際に負荷がかかるためです。よく起きることなのであまり神経質にならなくても大丈夫。数日から1週間で落ち着いてくることがほどんどです。
マウスピース矯正でむずむずする感じを気にして治療に踏み切れない方も、安心して始めていただいてOKです。
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※千円以下の端数がある場合は、切り上げています。
※費用は治療当時の料金となります。
※自由診療となり保険は適用されません。
※歯並びによってはマウスピースによる治療が出来ない場合があります。
主なリスクと補足事項:
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る(後戻り)場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1~3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。
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