歯列矯正

マウスピース矯正って寝れないの?4つの対処法を徹底解説!寝る前のポイントも!

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マウスピース矯正は、患者さん自身でマウスピース取り外せることがメリットです。

一方で「マウスピースを着けたままだと気になって眠れなさそう」「寝るときははずしていいの?」という疑問もよく聞かれます。

睡眠の質は日中の仕事のパフォーマンスや学校の勉強に影響するため、特に忙しいビジネスパーソンや学生の方などにとっては気になるポイントですよね。

今回の記事では、マウスピース矯正中に寝れないと感じやすい場面と対処法について詳しく解説します。就寝時の注意点も要チェックですよ!


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目次

マウスピース矯正は就寝中もマウスピースを装着します

矯正用マウスピースは、寝るときも常に装着します。基本的に歯磨きと食事の時間以外はつけっぱなしと考えておきましょう。

なぜなら、歯を動かすためには持続的に力をかける必要があるからです。具体的にはマウスピースを1日20~22時間以上装着します。

ワイヤー矯正では装置を歯に接着するため、自動で24時間歯に力をかけることができますが、マウスピース矯正は自由に取り外せるため「マウスピースを着けている時間=歯に力をかけられる時間」です。

すなわち、マウスピースの装着時間が足りないと十分に矯正力がかからず、計画通りに歯が動かなかったり、歯が元の位置に戻ろうとする後戻りを起こしてしまう恐れがあります。そうなると治療が長引いたり、やり直しになることも。

逆に、装着している時間が長いほうが、治療期間も短くなりやすいです。

計画通りに治療を進め、理想の歯並びをゲットするためには、寝るときも必ずマウスピースを着けましょう。

関連コラム:歯列矯正で歯が動く仕組みと時間がかかる理由

マウスピース矯正中に寝れないと感じやすいとき

寝るときもずっとマウスピースを着けているとなると、きちんと寝られるのか心配になりますよね。

結論、数日~1週間ほどで慣れて問題なく寝られる方がほとんどです。

しかしながら、以下のような場面ではなかなか寝れないと感じやすい可能性があります。

  • マウスピースに慣れていないとき
  • 痛みがあるとき

詳しく解説します。

マウスピースに慣れていないとき

マウスピースを初めてつけた時や、新しいマウスピースに交換した直後などは、違和感から慣れるまで寝付きにくいと感じることがあるかもしれません。

お口の中は、髪の毛一本入っただけでも違和感を感じるほど繊細。マウスピースは約0.7mm程度と薄い素材ではありますが、当然初めは違和感があるでしょう。

しかしながら、個人差はありますが2~3日で慣れて、1週間もすれば気にせず寝れるようになることがほとんど。

最初から寝付けないと言ってマウスピースをはずしてしまうのではなく、まずはマウスピースを装着している状態に慣れることが肝心です。

痛みがあるとき

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べて痛みを感じることが少なめの傾向があります。ただし、痛みの感じ方には個人差が大きいため、マウスピースの違和感や圧迫感が痛みとして感じられたり、中には寝れないと感じる人もいるかもしれません。

特に、マウスピースを初めてつけた時や新しいマウスピースに交換した直後、日中にマウスピースをはずしていた時間が長いときなどは、歯にかかる力も大きいため、痛みを感じる可能性もあります。

関連コラム:マウスピース矯正の痛みってどんな感じ?期間はどのくらい?

マウスピース矯正中に寝にくいと感じるときの対処法

寝付けないからと言って勝手にマウスピースをはずしてしまうのは、失敗の原因にもつながるためおすすめしません。まずはマウスピースを着けた状態に慣れることが第一ではありますが、もし眠れないほど痛いと感じる場合には、以下のような対処法を試してみてください。

口内マッサージをする

歯ぐきを指でマッサージすることは、痛みを緩和する手段として有効です。マッサージをする際は、指の腹を使ってやさしく揉んだりくるくる動かすのがポイント。力を入れすぎると圧迫する力でさらに痛んだり、爪で傷をつけてしまう可能性があります。

また、音波歯ブラシを使って、歯茎の一番深いところを、上の歯茎2分・下の歯茎2分の合計4分、音波の振動が感じられる程度の優しい力でマッサージすることで、痛みが軽減したという研究もありますので、お持ちの方は試してみるのも良いかもしれません。

参照元:音波歯ブラシの矯正治療における疼痛緩和効果(外部サイト)

担当医に相談する

どうしても痛くて我慢できないときは、まず担当の歯科医師に相談しましょう。マウスピースを削ったり調整を行うと解決することもありますし、虫歯や歯周病などの治療が必要な場合もあります。

また、新しいマウスピースに変えた際に強すぎる痛みがある時は、想定通りに歯が動ききっていない可能性もあります。その場合はひとつ前のマウスピースを使用し、しっかりと歯を移動させてから次の段階のマウスピースに交換していく、という手段をとることもあります(※くれぐれも担当医の判断の上、実施してください)

あまりにも強い痛みがある場合には、マウスピースに問題があったり治療計画の見直しが必要なケースもあるため、自己判断せずに担当医に相談することが確実です。

矯正用ワックスをつける

マウスピースの辺縁やアタッチメントなどが当たって痛む場合には、矯正用ワックス(半透明の粘土のようなもの)を装置側に貼り付けることによって口内に当たるのを防ぐことができます。

ただしこの方法は応急処置。必ず歯科医院にてマウスピースの辺縁をなめらかにしたり調整をしてもらいましょう。

鎮痛剤を飲む

耐えがたい痛みがあって、すぐに歯科医院には行けない場合、市販の痛み止めを服用することもやむを得ないでしょう。その際は、歯の移動を妨げずに鎮痛効果を有する、アセトアミノフェンをおすすめします。ロキソニンやボルタレン等の非ステロイド性抗炎症薬は、強い抗炎症作用により歯の移動を阻害する可能性が指摘されているためです。

ただし、痛み止めを連日のように服用して乗り切ることはNG。もし痛みの原因が歯の動き以外だった場合、トラブルを見過ごしてしまいます。

あくまで頓服とし、なるべく早めに歯科医院を受診しましょう。

私もマウスピース矯正できる?歯列矯正でどう変わる?

ご自身にとってマウスピース矯正が適切か、歯列矯正でどう変わるか知るのは、歯科医師に相談するのが近道!

なぜなら歯の動きは、歯根や歯の周りの骨、アゴや骨格などを総合的に見て、歯科学的な観点で考える必要があるからです。

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インタビュー・体験談

マウスピース矯正中の睡眠についてよくある質問

マウスピースを着けて寝るときの注意点は?

マウスピース矯正中は虫歯や歯周病、口臭といったトラブルや治療がうまくいかないということを防ぐため、寝る時には以下のポイントに気をつけましょう。

寝る前に歯磨きとマウスピースの洗浄をする

朝起きた時にお口がネバついていたり、口臭が気になることってありませんか。実は就寝中は唾液の分泌が減るため、雑菌が繁殖しやすく虫歯や歯周病などのリスクが倍増します(唾液には細菌を洗い流す自浄作用や抗菌作用など虫歯予防に有効な作用があります)。

マウスピースを着けているとさらに唾液が行き届かないため、寝る前には念入りに歯とマウスピースをキレイにしましょう。

関連コラム:

口呼吸に注意

寝ている時に口呼吸をしていると、口が乾いて虫歯などのリスクが上がってしまいます。それだけでなく、空気中の細菌やウイルスを直接気管へ送ってしまうため、免疫力が低下することも。

マウスピースに慣れていないときは、違和感から口が閉じにくいことがあります。その場合には意識的に鼻で呼吸するようにしたり、口テープを利用するなどして、なるべく口呼吸にならないように工夫しましょう。

歯並びが原因の口呼吸やいびきについては、こちらのコラムで詳しく解説していますので、あわせてチェックしてみて下さい。

関連コラム:歯列矯正で睡眠時無呼吸症候群は治る?歯並びとの関係を徹底解説!

仰向けで寝る

寝るときにうつ伏せや横向き寝をしていると、歯に強い力がかかって歯並びにも影響があります。また、身体のバランスが歪んでしまうことで噛み合わせがずれる可能性も。

矯正治療をスムーズに進めるには、軽く顎を引いて仰向けで寝るのがベストです。枕や寝具が合っていないと寝るときの姿勢が崩れやすくなるので、これを機会に見直してみるのも◎

痛くて眠れないときは冷やしてもよい?

歯が動くときの痛みに対して、歯や歯ぐきを冷やしすぎることはおすすめしません。

なぜなら、冷やしすぎると血行不良をおこして歯の動きが悪くなるため、結果的に矯正治療に支障が出る可能性があるからです。

どうしても辛くて冷やしたい場合には、濡らしたタオルを頬の上から優しく当てる程度にし、長時間冷やしすぎることは避けましょう。

寝る時だけマウスピースをつけてもいい?もしくは起きてる時だけつけてもいい?

寝るときだけ矯正用マウスピースを装着するのはやめてください。もちろん起きている時間だけの装着もNGです。

マウスピース矯正は一日20〜22時間の装着が推奨されています。マウスピースを装着することで歯が少しずつ動いていくためです。つまり、飲食するとき以外は常につけている必要があるのです。

寝るときだけ装着していると、歯が計画通りに動かない可能性が高いです。歯が動かないと治療期間が伸びる原因になります。

マウスピースは慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、しっかり時間を守って装着しましょう。

まとめ

マウスピース矯正を始めたばかりのときは、違和感などから寝付きにくいと感じることがあるかもしれません。しかし、2~3日で慣れて1週間もすれば気にせずに寝られることがほとんどです。

また、個人差はありますがマウスピース矯正の痛みはワイヤー矯正に比べると少ない傾向があり、寝れないほどの痛みが続くことはあまり考えにくいです。

それでも眠れない状況が続く場合には、まずは歯科医師に相談しましょう。調整することで解消されることもありますし、思わぬトラブルがみつかるかもしれません。

もっと詳しくマウスピース矯正について知りたい!自分はマウスピース矯正ができるの?という方のために、アットスマイル矯正では実際に歯科医師とご相談いただける機会をご用意しました。

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関連コラム:歯列矯正は安くなる?矯正費用の負担を減らす方法5選!貯金無しでも始めたい人は必見!

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治療内容:透明なマウスピースによる目立ちにくい歯列矯正です。
※千円以下の端数がある場合は、切り上げています。
※費用は治療当時の料金となります。
※自由診療となり保険は適用されません。
※歯並びによってはマウスピースによる治療が出来ない場合があります。

主なリスクと補足事項:
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る(後戻り)場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1~3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。

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