「前歯の歯並びが少し気になってはいるけれど、目立つワイヤーをつけるのは抵抗がある…」と思ってそのままにしていませんか?
そんな方には、マウスピース矯正による部分矯正を検討してみるのがオススメ!
今回の記事では、マウスピース部分矯正について知っておきたい以下の内容を解説します。
- マウスピース部分矯正とはどんな治療?全体矯正とは何が違う?
- ワイヤー部分矯正より安く済む?
- マウスピース部分矯正を受けるときの注意点
実際にマウスピース矯正で前歯を治療した症例も紹介していますので、ぜひご自身の治療の参考にしてください。
マウスピース矯正による部分矯正は可能
マウスピース矯正は、患者さんごとにカスタマイズされた透明なマウスピースを、1日20~22時間装着し、1~2週間ごとに交換することで歯を動かします。目立ちにくいため、矯正装置の見た目が気になる人にも選ばれています。
部分矯正とは、前歯など一部の歯のみを動かす矯正方法です。
マウスピース矯正でも部分矯正を行うことは可能です。主に犬歯から犬歯までの前歯6本(上下合わせて12本)を対象とすることが多いですが、マウスピース矯正の種類によっては小臼歯を含む前歯10本(上下合わせて20本)を治療できる場合もあります。
【マウスピース部分矯正で前歯を治療した症例】
実際に、アットスマイル矯正のマウスピースで前歯の部分矯正をした症例をご紹介します。画像クリックで詳細が見れます。
20代女性の部分矯正の症例です。すきっ歯になってしまっている前歯を、マウスピース矯正で治療しました。
治療内容:透明なマウスピースによる目立ちにくい歯列矯正です。
※千円以下の端数がある場合は、切り上げています。
※費用は治療当時の料金となります。
※自由診療となり保険は適用されません。
※歯並びによってはマウスピースによる治療が出来ない場合があります。
主なリスクと補足事項:
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る(後戻り)場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1~3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。
治療範囲以外に全体矯正との違いはある?
ワイヤー矯正の場合、歯並び全体を治療する全体矯正では歯並び全体に装置をつけるのに対して、部分矯正では治療をする前歯のみに装置をつけることがほとんど。
一方でマウスピースによる部分矯正では、前歯だけを治療すると言ってもマウスピースは歯並び全体を覆う形になります。動かす予定がない奥歯も覆わなければならないため、初めは違和感があるかもしれません。
マウスピース矯正での全体矯正と部分矯正の違いは、治療期間または使用できるマウスピースの枚数にあります(※各マウスピース矯正のブランドによって異なります)。
たとえば治療期間の制限が全体矯正では最長5年ほどあるのに対し、部分矯正では数ヶ月から2年までとしていたり、使用できるマウスピースの枚数が全体矯正では最大99枚~無制限であるのに対し、部分矯正では10~25枚程度であるなど。
そのため、部分矯正に特化したマウスピース矯正では、全体矯正も行うマウスピース矯正に比べて平均治療期間が短くなります。
ワイヤー部分矯正より安く済む?
矯正装置ごとに部分矯正の費用目安と、全体矯正の場合との比較を表にまとめました。
矯正装置の種類
|
歯列矯正全般 | ||
部分矯正 | 全体矯正 | ||
ワイヤー矯正 | 表側矯正 | 約30~60万円 | 約60~150万円 |
白色矯正 | 約40~80万円 | 約80~150万円 | |
裏側矯正 | 約50~90万円 | 約100~170万円 | |
マウスピース矯正 | 約10~40万円 | 約40~130万円 |
※これらはおおよその目安であり、歯並びや口周りの状況などによって個人差があります。
どの装置でも全体矯正よりも部分矯正の方が費用がおさえられます。
装置別に部分矯正の費用を比較すると、裏側矯正>白色矯正>表側矯正>マウスピース矯正の順に安くなっていく傾向です。
また、上の歯だけ・下の歯だけ(片顎)の部分矯正であれば、上下両方の場合の約半額で対応してくれることもあります。
しかしながら、クリニックによって料金体系は大きく異なります。歯の本数で値段を設定しているのか、片顎ごとに値段を設定しているのかなどさまざまであり、取り扱っている矯正装置の種類も異なります。
また、通院ごとに調整料の支払いが必要だったり、補助装置に追加費用がかかることなどもあるため、必ず治療を始める前に詳しい費用の内訳を確認しておきましょう。
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例:アットスマイル矯正の料金
アットスマイル矯正では、前歯のみの軽度の症例から、奥歯の噛み合わせを含む重度の症例まで治療できます。目安金額は約30~60万円程度で、症例の複雑さや難易度によって金額が変わります。
また、初回相談は0円。来院ごとの調整料も無料です。
関連コラム:
費用を抑えるコツ
マウスピース部分矯正は比較的費用が安く済むとはいえ、できる限り費用負担を抑えたいと思いませんか?
実は以下のコツを使えば、矯正費用の支払いの負担を軽くすることができます。
- 医療費控除を申請する
- 分割払い
- デンタルローンを利用する
- クリニック選びをこだわって費用の負担を減らす
- 矯正中の努力で治療費を増やさない!
それぞれについて、こちらのコラムで詳しく解説しています。高額だからと治療を諦める前にぜひチェックしてみてくださいね。
関連コラム:歯列矯正は安くなる?矯正費用の負担を減らす方法5選!貯金無しでも始めたい人は必見!
マウスピース部分矯正を受ける時の注意点
マウスピース矯正による部分矯正は、見た目を気にせずに治療できたり、治療期間や費用を抑えられるなどのメリットがありますが、以下のような注意点もあります。
- 治療できる症例が限られる
- 歯を削る処置(IPR)をすることが多い
- 噛み合わせは治せない(悪化したり後戻りする可能性もある)
- 思ったような仕上がりにならない可能性がある
- 出っ歯になったと感じることもある
一つずつ解説します。
治療できる症例が限られる
部分矯正で治療ができるのは、前歯が並ぶスペースがわずかに足りないような、ごく軽度のデコボコや噛み合わせに問題のないすきっ歯、矯正後の後戻りなどのケースに限られます。
逆に、歯を並べるスペースが大きく足りない重度の歯列不正や、骨格・噛み合わせに問題があるケース、奥歯や舌の癖に問題がある開咬や過蓋咬合などは部分矯正には不向きです。
これらのケースでは、しっかり歯並び全体を治療できる全体矯正が必要になることもあるでしょう。
歯を削る処置(IPR)をすることが多い
全体矯正では、歯を並べるスペースを確保するために「抜歯」「歯列全体を拡大するように動かす」「奥歯を後方に動かす」といった方法をとることがあります。
しかし部分矯正ではこれらを行うことができないため、歯の表面をわずかに削ってスペースを確保する処置(IPR)を行うことが多いです。
IPRは、部分矯正だけでなく全体矯正であっても一般的によく行われている方法で、臨床的に安全性が確認されています。
歯を削ると言っても、歯の一番表層のエナメル質のわずかな部分をやすりがけするのみで、見た目にも大きな変化はなく歯に大きなダメージを残すこともありません。
IPRの詳細については、こちらのコラムにまとめていますので、歯を削るのが心配という方はぜひ併せてご覧ください。
関連コラム:マウスピース矯正で歯を削るとどうなる?リスクや失敗例も合わせてIPRについて詳しくご紹介
噛み合わせは治せない(悪化したり後戻りする可能性もある)
噛み合わせは奥歯の状態も含めた上下の歯の位置関係によって成り立っているので、奥歯を動かせない部分矯正では変えることはできません。
そのため部分矯正では、噛み合わせまで考慮した治療は行わないことが一般的です。
部分矯正が適切かきちんと見極めないまま治療してしまうと、前歯が噛み合わなくなってしまったり、奥歯の噛み合わせまでズレてしまう可能性もあります。
また、噛み合わせが悪いまま前歯だけ部分矯正で治しても、後戻りを起こしやすいというデメリットもあるのです。
トラブルにならないよう、部分矯正を受けるか決める前には必ず、経験豊富な歯科医師による十分な診断を受け、しっかりと相談しておきましょう。
思ったような仕上がりにならない可能性がある
部分矯正は一部の歯並びのみしか治療できないので、全体的なバランスを考慮した治療を行うことが難しく、全体矯正をする場合に比べると仕上がりの完成度が低くなることがあります。
出っ歯を大きく引っ込めたり、笑った時の歯ぐきの見え具合や左右のアンバランスを改善するのは難しいでしょう。
矯正治療のゴール設定が高い方や、奥歯の噛み合わせが悪いのに前歯の見た目だけ治す際には、部分矯正では思ったような結果が得られなかったと感じやすいのでおすすめしません。
出っ歯になったと感じることもある
部分矯正では、歯並びを後ろに動かすことができません。そのため、スペースが足りないまま限られた範囲で歯を並べようとすると、前歯の歯並びが前に出る形になってしまい、出っ歯になったと感じることがあります。
前歯がより前に出てしまうのを避けたい人は、事前に歯科医師に相談するようにしましょう。
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「自分は歯列矯正でどうなる?」「費用や期間はどれくらい?」などのお悩みも、歯科医が回答してくれます。また、全国さまざまなエリアに提携クリニックがあります。
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インタビュー・体験談
部分矯正の選び方
部分矯正をマウスピース矯正で行うか、ワイヤー矯正で行うか迷っている方のために、それぞれどんな人におすすめかをまとめました。
マウスピース部分矯正がおすすめな人
- 仕事などで人前に出たり話すことが多い人
- 矯正装置の見た目が気になる人
- できるだけ費用を抑えたい人
- 歯磨きやマウスピース洗浄などこまめにケアをする事が出来て、きちんと装着時間が守れる人
- 矯正中の痛みが心配な人
関連コラム:
- 矯正用マウスピースの正しいお手入れ方法!臭いや変色が出た時の対策もご紹介
- マウスピース矯正生活の1日ルーティンをご紹介!快適に過ごすコツやイレギュラーな時の対処法も大公開!
- マウスピース矯正って痛いの?痛みの原因や対処法、ワイヤー矯正との比較についてもご紹介
ワイヤー部分矯正がおすすめな人
- マウスピースの装着時間を守るのが難しい人(間食や会食の機会が多いなど)
- マウスピースの着け外しや洗浄などの管理が面倒な人
- 奥歯までマウスピースで覆うことに抵抗がある人
- 矯正装置の見た目が気にならない人
関連コラム:マウスピース矯正とワイヤー矯正はどちらが効果的?メリット・デメリットを一覧でご紹介
マウスピース部分矯正を受けたいときのクリニックの選び方
マウスピース部分矯正を受けるクリニックを選ぶときは、以下のポイントをチェック!
- 症例数が多い
- 取り扱う矯正方法の種類が複数ある
- コミュニケーションがとりやすい
- 具体的な費用や治療期間、デメリットまで説明してくれる
- 検査方法にセファログラムを取り入れている
デメリットや起こりうるリスク、偶発症の説明をせず、メリットばかりを強調して契約を誘導するようなクリニックには注意が必要です。
後悔しない矯正歯科選びのコツについては、こちらのコラムで詳細を解説しています。ぜひ一度ご確認ください。
関連コラム:矯正歯科はどう選ぶ?良いクリニックの選び方と気を付けるべきポイント
まとめ
マウスピース矯正でも部分矯正は可能。見た目を気にしない上に、全体矯正よりも短期間かつ費用を抑えて治療ができるので、非常に魅力的ですね。
だたし、マウスピース部分矯正で治療できるのは、噛み合わせに問題のない軽度の症例に限られます。
無理に部分矯正で治療すると、思ったような結果が得られなかったり、かえって噛み合わせの不調などのトラブルを引き起こす恐れも。全体矯正でやり直す必要が生じてしまえば、時間も費用も余計にかかってしまうこともあるでしょう。
そうならないためにも、信頼できる歯科医師のもとで適切な検査を受け、ご自身の希望に合った方法であるかをきちんと見極めてもらうことが大切です。
アットスマイル矯正では、部分的な軽度の症例から噛み合わせも含めた重度の症例まで、さまざまな歯並びに対応しています。そのため、奥歯の噛み合わせの状態までしっかりと診断することが可能。歯科医師との初回相談は無料ですので、部分矯正について詳しく知りたい方、矯正治療に関する疑問や心配事がある方は、お気軽にご相談ください。
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アットスマイル矯正についてざっくり紹介
- 透明で目立たないマウスピースを使った歯列矯正
- 世界34ヶ国以上の歯科医院で使われているマウスピースを採用
- 前歯だけでなく歯並び全体を矯正することが可能
- マウスピース矯正の経験豊富な歯科医院とのみ提携
- 全国さまざまなエリアに提携医院があります
- 目安金額30~60万円。分割払いやデンタルローンにも対応
厳しい基準を満たしたクリニックとのみ提携
アットスマイル矯正では、不安なく歯列矯正をご検討いただけるよう、担当医の治療実績・経験はもちろん、人柄、治療に適した設備、衛生環境など、独自の厳しい基準を満たした医院とのみ提携しております。
-
患者さんのご希望や予算と向き合った治療をご提案します。
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患者さんの不利益となる誇大表現を行いません。
-
料金と治療の流れをできる限り明確にします。
-
無理な勧誘は行いません。
-
信頼性の高い治療器具を使用します。
アットスマイル矯正の料金
初回相談は0円!ご来院ごとの調整料も無料です。
矯正費用は、症例の複雑さや難易度によって変わります。具体的な料金については無料カウンセリングで歯科医に見てもらったうえでお聞きください。
関連コラム:歯列矯正は安くなる?矯正費用の負担を減らす方法5選!貯金無しでも始めたい人は必見!
アットスマイル矯正の矯正事例
アットスマイル矯正では出っ歯やガタガタの矯正はもちろん、奥歯のかみ合わせの矯正にも対応しています。横顔のEラインでお悩みの方もお気軽にご相談ください。
治療内容:透明なマウスピースによる目立ちにくい歯列矯正です。
※千円以下の端数がある場合は、切り上げています。
※費用は治療当時の料金となります。
※自由診療となり保険は適用されません。
※歯並びによってはマウスピースによる治療が出来ない場合があります。
主なリスクと補足事項:
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る(後戻り)場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1~3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。
アットスマイル矯正を受けた人の声
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