歯列矯正

下唇が出てるのはナゼ?原因と治療方法を解説します!

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下唇が出ている原因は一つではありません。さらに、それぞれのケースによって対処方法は異なります。

今回のコラムでは、下唇が出ているのが気になっている方に向けて、ご自身がどのケースに当てはまっているのか、どんな治療が必要なのかの情報をお伝えします。


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目次

下唇が出やすいケースとは?

受け口

受け口は、下の歯が上の歯よりも前に出てしまっている状態のため、下唇が出ていると感じやすい歯並びです。

下の歯並びが前に出ている場合と、下アゴ自体が前に出ている場合があります。

関連記事:受け口は歯列矯正で治るの?タイプ別の治療方法をご紹介!顔立ちの変化はどんな感じ?

鼻が低い・下唇自体が分厚い

鼻が低かったり、下唇自体が分厚いと口元がより強調され、下唇が出ていると感じやすくなります。

このケースでは、歯並びやアゴの骨格に問題がない場合でも起こります。

下唇が出てしまう原因3つ

下唇が出てしまう原因として大きく分けて以下の3つが考えられます。

  • 生まれつきによる先天性のもの
  • 生活習慣やアゴの発育などの後天的なもの
  • 加齢による下唇のたるみ

生まれつきによる先天性のもの

遺伝的に下アゴが大きい、あるいは下アゴに比べて上アゴが小さい場合、下の歯が前に出る可能性が高くなるので、受け口になりやすいです。そのため、下唇も出てしまう傾向があります。

また、遺伝によりもともと下唇が分厚いことも。

アゴの発育不足や生活習慣による後天的なもの

遺伝的に日本人は欧米人と比べてアゴが小さいと言われています。加えて、現代では柔らかい食事を中心に噛む機会が減り、アゴの発達が良くないケースも目立ちます。そのため、小さなアゴに歯が並びきらずに歯並びがガタガタとなり、相対的に下アゴが出て下唇が出てしまうことも。

また、口呼吸も下唇が出る原因になることがあります。口呼吸をしていると、口周りの筋肉が衰えやすくなるので、歯並びにも悪影響を及ぼすと言われています。口元の筋肉がゆるみ、舌で歯が押された結果、歯が外側に向かって倒れやすくなり下唇が出てしまうこともあります。

加齢による下唇のたるみ


加齢によって、お口回りの状態をキープする口輪筋が衰えやすくなります。口輪筋は口角を上げる働きや、口元を閉じるために大切な筋肉です。口輪筋が衰えにより下唇がたるみ、前に出やすくなります。

さらに、口輪筋の衰えが原因で歯並びが乱れることもあるので、下唇がたるんできたと感じたら歯並びにも十分注意しましょう。

下唇を引っ込めたい!原因別アプローチ方法

下唇が出ている原因によってアプローチ方法が異なります。

歯並びやアゴの骨格が原因の場合

歯列矯正の方法

下唇が出ている大半のケースは、歯並びやアゴの骨格の問題から起こります。

歯列矯正を行うことで、上の歯と下の歯の位置が正しい位置に改善されるので、下唇の状態も改善する事も。

歯列矯正の方法には透明で目立ちにくいマウスピース矯正と、歯に金具を接着するワイヤー矯正があります。どちらの方法もメリット・デメリットの両方があり、治療方法を決める際は歯科医師としっかりと相談することが大切です。

また、筋力の衰えが原因で口元がたるんで歯並びが乱れ、下唇が出ているケースでは口元の筋肉を鍛えながら歯列矯正を行うとより効果的です。

関連記事:マウスピース矯正とワイヤー矯正はどちらが効果的?メリット・デメリットを一覧でご紹介

私の場合は歯列矯正でどう変わる?どんな治療が必要なの?

ご自身が歯列矯正でどう変わるか知るのは、歯科医師に相談するのが近道!

なぜなら歯の動きは、歯根や歯の周りの骨、アゴや骨格などを総合的に見て、歯科学的な観点で考える必要があるからです。

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インタビュー・体験談

唇の厚みが原因の場合

歯並びや骨格に問題がなく、唇が分厚い場合は自力での改善は難しいため美容外科などの専門医を受診するようにしましょう。

加齢の場合

①舌回し


加齢によって下唇が出ていると感じるケースでは、口輪筋のトレーニングが有効です。

舌を口の中で大きくぐるっと回すことで、口輪筋を鍛えることができます。お口周りの皮膚を伸ばすように意識して1日3回行いましょう。

やりすぎると逆にほうれい線やシワの原因になるので、回数は守るようにしてください。

②置くだけ舌トレーニング


口を閉じたときの舌先を確認してみましょう。

舌先が上アゴにくっついている場合はOK。前歯に押し付けてしまっていたり、下アゴの中に収まっている場合は上アゴに舌先を置くように意識してみてください。

これを行うだけで、歯並びがガタガタになるのを予防でき、下唇のたるみの予防にもつながります。

よくある質問

下唇が出ないように予防&改善する方法は?

歯並びが外側に押し出されると下唇が出る原因になります。以下のようなクセがある方は歯並びに悪影響が出る可能性が高いのでやめましょう。

  • 指しゃぶり
  • 上唇を噛む
  • 舌で歯を押し出す

また、食事で柔らかいものを中心にしていると、アゴの発育だけではなくアゴの筋肉の衰えにも繋がります。硬いものを意識してとる、噛む回数を増やすなど食事面でも気を配ると◎。

口呼吸が習慣になっている方も注意が必要です。口元の筋肉がゆるみやすく、歯並びが乱れる原因になります。意識して口を閉じ鼻呼吸をする、鼻呼吸が難しい方は耳鼻咽喉科で治療を受けるなど口呼吸をしない対策を取りましょう。

自力で下唇を引っ込めることはできる?

歯並びや骨格、唇が分厚いのが原因で下唇が出ている場合、自力で改善するのは非常に難しいです。むしろ自分で歯やアゴの位置を移動させようとして歯や顎関節がダメージを受けてしまうことがあるのでやめましょう。

まずは原因が何なのか、自分にはどんな治療が必要なのかを専門医に相談することが大切です。

関連コラム:自力で歯の矯正はできる?自分でできるセルフケアもご紹介します

まとめ

下唇が出ている場合、原因によってアプローチ方法は異なります。

歯並びの乱れや骨格の大きさは下唇が出る大きな要因の一つです。下唇だけでなく歯並びも気になる方は、歯科医師に相談して現状を確認するのがおすすめ。

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治療内容:透明なマウスピースによる目立ちにくい歯列矯正です。
※千円以下の端数がある場合は、切り上げています。
※費用は治療当時の料金となります。
※自由診療となり保険は適用されません。
※歯並びによってはマウスピースによる治療が出来ない場合があります。

主なリスクと補足事項:
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る(後戻り)場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1~3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。

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