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使い終わったマウスピースはとっておく?捨てる?正しい取り扱いマニュアル!

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マウスピース矯正では、マウスピースを1~2週間ほど装着したら次のマウスピースへと交換し、これを繰り返していくことで少しずつ歯を理想の位置へ動かしていきます。

その際、使い終わったマウスピースは捨てていいの?保管しておくの?と悩んでしまう方も多いでしょう。

今回の記事では、装着期間完了後のマウスピースの取り扱いについて、注意点もあわせて詳しく解説していきます!

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目次

マウスピース矯正で使うマウスピースの枚数は、歯並びなどの様々な条件によって異なってきますが、20~90枚程度であることが多いです。一般的に、軽度の方のほうが重度の方に比べて枚数が少なく済む傾向があります。

とはいえこれだけの枚数をとっておくとなると、結構かさばりますよね。

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結論:1つ前のもの以外は捨ててOK(歯科医の指示による)

使い終わったマウスピースを再度使用することは基本的にはありませんので、捨ててしまっても構いませんが、必ず担当医に確認しましょう。

以下の理由で、1つ前のマウスピースはとっておくようにと歯科医師から指示されることもあります(歯科医師によっては2~3個前までとっておくように指示されるケースも)。

  1. 治療の中断を防ぐため
  2. 治療が計画通り進まない時のため
  3. 旅行などの外出時のトラブルに対応するため

一つずつ解説します。

①治療の中断を防ぐため

マウスピースを何らかの理由で破損・変形、紛失してしまった場合、作り直しが必要になることがあります。

マウスピースは国内で作られることもありますが、海外で作成することが多く、工場から歯科医院に届くまでは数週間~1、2ヶ月ほどかかることが多いです。その間、マウスピースの装着をやめてしまうと高確率で後戻りを起こし、新しいマウスピースが入らなくなってしまいます。

後戻りを防ぐために、新しいマウスピースが手元に届くまでの期間、1つ前に装着していたマウスピースを使い続けてもらうことがあるのです。

関連記事:マウスピース矯正のリファインメントってなに?詳しい流れや費用について解説します。

②治療が計画通り進まない時のため

マウスピース矯正では、マウスピースを一日あたり20~22時間装着する必要があります。しかし、装着時間が足りないと、指定されている日数が経過しても計画した位置まで歯が動いていないことがあります。

また、歯の動きには個人差があるため、歯や骨の状態などにより予定していた治療計画通りに進まない場合も。

治療計画からずれてしまうと、新しいマウスピースに交換しても、うまくフィットしなかったり痛みが強く出ることがあるため、その場合には一つ前のマウスピースを装着して、しっかりと計画した位置まで歯を移動させます。

ただし自己判断せず、必ず担当医の指示を仰ぐようにしましょう。

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③旅行などの外出時のトラブルに対応するため

旅行や出張など長期の外出の際には、予備として1つ前のマウスピースを持っていくのがおすすめ。

その理由は、長期の外出時にマウスピースを紛失してしまったり、壊してしまう可能性があるためです。外出先の歯科医院に駆け込んでも、矯正治療の場合は対応してもらえないことがほとんど。

1日でもマウスピースをはずしっぱなしにしてしまえば、歯は動いてしまいます。そのため、紛失などのトラブルが起きてしまった場合には、1つ前のマウスピースをはめて対処しましょう。

※ただし、治療状況によっては前のマウスピースを使用してはいけない場合もあります。事前に担当医に相談の上、ご使用ください。また、旅行期間とマウスピースの交換時期がかぶるスケジュールは避け、旅行から帰ってきてからにしましょう。もし旅行期間が長い場合には、担当医に相談して調整を。

関連記事:マウスピース矯正中の食べ歩きや飲み会、こんな時どうする?注意するべきポイントを総まとめしました。

使い終わったマウスピースの正しい保管方法は?

1つ前の使い終わったマウスピースはとっておくのがおすすめ。また、歯並びの変化を比較するために、使い終わったマウスピースを記念にとっておきたいという方もいるでしょう。とっておきたい場合には、全部保管するとかさばるので、1枚目・10枚目・20枚目など節目のものだけ残しておくのも◎

変化を実感できると、治療のモチベーションも上がります。

ただ、マウスピースを保管するときに気をつけたいのが衛生面です。正しく保管しないと、カビや臭いが発生してしまいます。

正しい保管方法は以下の通り。

①流水と毛のやわらかい歯ブラシでマウスピースをキレイに洗浄する(お湯・硬い歯ブラシ・歯磨き粉の使用はマウスピースに傷がつくのでNG!)

さらに歯ブラシで磨いた後「マウスピース洗浄剤」で浸け置きをするとさらにしっかり除菌でき、臭いやカビが発生しにくくなります。

②カビが生えないよう十分に乾燥させ、専用のケースに入れて保管する(マウスピースは熱に弱いので、乾燥の際は陰干しにし、冷暗所で保管しましょう)

保管の際は破損・変形を防ぐため、ビニール袋など軟らかい入れ物よりはプラスチック製などの硬めのケースがおすすめ。

関連記事:矯正用マウスピースの正しいお手入れ方法!臭いや変色が出た時の対策もご紹介

マウスピースを捨てるときの注意点

マウスピース矯正で使ったマウスピースやマウスピースの袋・箱を捨てる際は、地域のごみ捨てのルールに則ってください。

マウスピースはポリウレタンというプラスチックなので、基本的には可燃ごみになることが多いですが、地域によっては不燃ごみなどになる場合もあります。

また、マウスピースや袋・箱には個人情報が含まれている場合が多いです。気になる場合には、マウスピースはハサミで切る(マウスピースは硬さと凹凸があるので指を切らないように十分に気をつけてください)、袋や箱は氏名の部分を塗りつぶすか除光液で拭きとるなどして消してから処分するとよいでしょう。

まとめ

使用後のマウスピースの取り扱いについては、基本的には担当医の指示に従いましょう。捨ててしまっても構わない場合もありますが、1つ前のものはとっておくよう指示されることが多いでしょう。

また、始めたばかりの1枚目や、途中経過をとっておくと後から見返したときに変化を実感して、モチベーションが上がります。

とっておく場合には、よく洗って乾かしてから、破損・変形に注意して保管しましょう。

マウスピース矯正は、このように変化を記録として残しておくことができるのも続けやすいポイント。ご自身の歯並びがマウスピース矯正で治療できるのか、費用や期間などの詳しい内容が気になる方は、まずは歯科医師に相談してみるのが近道です!

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治療内容:透明なマウスピースによる目立ちにくい歯列矯正です。
※千円以下の端数がある場合は、切り上げています。
※費用は治療当時の料金となります。
※自由診療となり保険は適用されません。
※歯並びによってはマウスピースによる治療が出来ない場合があります。

主なリスクと補足事項:
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る(後戻り)場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1~3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。

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