どうして歯に食べ物が挟まるの？原因と対処法を解説します！

歯に食べ物が挟まる原因5選

①虫歯

虫歯になって歯に穴が開くと、その部分に食べ物が落ちやすいです。また、歯と歯の間が虫歯になってしまうと、歯の間に食物が挟まって歯ブラシでは取るのが難しいでしょう。

虫歯で穴があいていないものでも、歯の表面はザラザラの状態になっています。そのため、そこに食べ物が引っかかったりくっついてしまいやすいです。

②歯周病

歯と歯ぐきの間に食べ物が挟まりやすくなる原因として、歯周病があります。

歯周病は、歯周病菌が歯を支えている歯槽骨（しそうこつ）を溶かしてしまいます。土台を失ってしまった歯はグラグラ揺れてしまったり、最悪のケースでは歯が抜けてしまうことも。

歯がグラグラしているため、歯と歯の間に物が挟まりやすくなります。さらに、歯ぐきは歯槽骨にくっついていますが、歯槽骨が減れば歯ぐきも減っていくので、歯と歯ぐきの間に挟まる原因になります。

③詰め物、かぶせ物が劣化している

以前治療を行った詰め物やかぶせ物が劣化していると、食べ物が挟まりやすくなります。

歯を治した箇所は、以下の期間で劣化してしまうと言われています。

• プラスチックの詰め物（コンポジットレジン）：約2～3年
• 金属の詰め物：約3～5年
• 金属の被せ物：約5～7年
• セラミックの被せ物：約10～20年

※劣化するまでの期間には個人差があります。

昔に治療をした箇所が時間経過とともに劣化することで、歯と詰め物・かぶせ物の間にすき間ができ、そこに食べ物が挟まってしまう可能性があります。

すき間に食べ物が挟まったままだと虫歯や歯周病を引き起こす可能性があり、それが原因でさらにすき間が大きくなってしまっていることも。

④歯並びや噛み合わせに問題がある

※歯並びはイメージです

歯並びがガタガタしていると、歯と歯のすき間が大きい場所があったり、歯と歯に段差ができている傾向があるのでそこに物が挟まりやすいです。

噛み合わせに問題がある場合は、歯にかかる圧力が場所によって違います。そのため、噛んだ時に一部だけ負荷が掛かり、そこに食べ物が押し込まれてしまうことがあります。また、歯ぎしりや食いしばりを日常的にしていると歯に強い力がかかり続けるので、歯が動いてすき間ができてしまうことも。

⑤加齢

年齢を重ねていくと、歯ぐきが下がってきてきます。

そうすると歯の下のすき間が増えて食べ物が挟まりやすくなります。

歯に食べ物が挟まったときの対処法は？

デンタルフロス、歯間ブラシなどの清掃補助用具を用いる

歯と歯の間に挟まった食べ物は、歯ブラシでは取り除くのが難しいことが多いです。そういった場合は、歯間ブラシやデンタルフロスを活用することで、歯の間の食べ物を除去できてスッキリするでしょう。

歯間ブラシは歯の間の三角状のすき間に詰まった食べ物を取るのに向いていて、デンタルフロスは歯と歯が接している狭いすき間を清掃するのに向いています。

虫歯や歯周病などの歯科治療をする

虫歯や歯周病が進行したり、詰め物が劣化していると食べ物が挟まる原因になります。心当たりがある方は歯科医院で治療を受けましょう。

しっかりと歯科治療をすることで、食べ物が挟まってしまうお悩みが解決するはずです。

やわらかい食べ物・線維性の食べ物を避ける

やわらかい食べ物（おかゆ・麺類など）や線維性の食べ物（キノコ類・葉物野菜など）は、歯によく挟まりやすいものの代表格です。

これらの食物を避けることで、歯に挟まるトラブルは減るでしょう。

ですが、そうはいってもこれらの食物を全くとらずに生活するというのは現実的に難しいですよね。

どうしても歯に食べ物が挟まるのを避けたい場面で避けたり、食べた後に鏡でチェックする、フロスや歯間ブラシを使うなど工夫が必要です。

歯列矯正をする

マウスピース矯正

歯並びの悪さが原因で物が挟まりやすくなっている場合、歯列矯正で歯並びを改善することで食べ物が挟まりにくくなります。さらに、歯並びが綺麗になるので気持ちが明るくなることも。

歯列矯正の方法はマウスピース矯正とワイヤー矯正があります。それぞれメリットとデメリットがあり、歯並びによって治療できる方法は異なることがあります。歯列矯正を始めたいと思ったときは、まず歯科医師に相談しましょう。

関連記事：マウスピース矯正とワイヤー矯正はどちらが効果的？メリット・デメリットを一覧でご紹介

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単に食べ物が挟まるだけだと放置しないで！歯科医院で見てもらうのが◎

歯に食べ物が挟まる原因として、虫歯や歯周病や歯並びの悪さなどがあります。これらを放置してしまうと、余計に食べ物が挟まってしまう原因になるだけでなく、症状が悪化してしまう恐れも。

最悪の場合、歯がダメになって抜歯しなければならなくなることもあります。単純に物が挟まりやすいだけだと放置せず、しっかりと歯科医院でチェックをしてもらいましょう。

まとめ

歯に食べ物が挟まる原因は様々ですが、基本的には放置してしまうと症状が悪化しやすかったり、物がさらに挟まりやすくなります。原因を放置せず、しっかりと歯科医院で見てもらいましょう。

歯並びの悪さが原因で食べ物が挟まりやすくなっている場合は、まずは矯正歯科で相談しましょう。

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※自由診療となり保険は適用されません。
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主なリスクと補足事項：
・歯の動きやすさには個人差があります。
・正しい装着方法で決められた時間以上装着しない場合は治療期間が長くなる可能性があります。
・咬合、歯肉退縮、歯根吸収等が発生する可能性があります。
・矯正箇所が元に戻る（後戻り）場合がありますので、治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・装置装着後と通院における装置調整後は1～3日ほど痛みを伴うことがあります。
・歯の移動が大きい症例などには不向きです。

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